かかる状況の下、当社グループは「競争優位性の追求」「新たなビジネス領域の開拓」「人材力の強化」を基本方針とする中期経営計画「ISID Open Innovation 2016『価値協創』~Progress to the Future~」を推進しております。計画2年目となる当連結会計年度は、「IoT/ビッグデータ」「オートモーティブ・インダストリー~自動車業界への注力~」「2020&Beyond~2020年とその先を見据えた新たなビジネスの創出~」を注力領域と定め、それぞれ推進組織を編成し当社グループのさらなる事業拡大に向けた取り組みを一層強化してまいりました。 当連結会計年度の売上高は56,771百万円(前年同期比105.5%)となりました。大型案件の終了に伴う反動減はあったものの、新規案件の創出により、すべての事業セグメントにおいて増収を達成しました。9ヶ月間(4月~12月)の売上高としては過去最高となります。 利益面では、増収効果に加え、コンサルティングサービスおよびソフトウェア製品を中心とした売上総利益率の改善により、売上総利益が16,843百万円(前年同期比116.7%)と大きく伸張しました。これにより、販売費及び一般管理費は人員増等により増加したものの、営業利益は2,122百万円(前年同期比197.8%)、経常利益は2,526百万円(前年同期比199.5%)とそれぞれ前年同期比大幅増益となりました。さらに、投資有価証券売却益1,886百万円を特別利益に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益*1は前年同期比4.5倍の3,015百万円(前年同期比447.3%)となりました。当期は9ヶ月決算ではあるものの、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高益となります。