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2016/05/13

【日本銀行】挨拶 中曽副総裁「金融インフラ政策と中央銀行」(リテール決済カンファレンス)―グローバル化・技術進歩・決済イノベーションの下で―

| by:ウェブ管理者
日本銀行の中曽でございます。本日は「リテール決済カンファレンス」にお集まり頂き、誠にありがとうございます。

本日私からは、情報技術革新などが決済にさまざまなイノベーションをもたらしているもとでの、決済システムなど金融インフラに関連する政策を巡る日本銀行の考え方について、お話し申し上げたいと思います。敢えて言うまでもなく、決済は中央銀行の本源的機能です。日本銀行をはじめ多くの中央銀行は、決済システムの混乱収拾や決済の安定を目的として誕生しています。このような中央銀行と決済との関わりの歴史に比べ、総需要の調整手段としての金融政策の歴史は、かなり新しいものです。

近年の国際的な金融危機の後、決済システムなどの金融インフラを巡っては、国際的にも多くの対応が採られてきました。さらに、情報技術革新のもとで“FinTech”と呼ばれるような金融イノベーションも進む中、金融インフラに関連する政策のフロンティアは大きく拡大しており、今や世界の中央銀行にとって、「金融インフラ政策」とでも呼ぶべき一大政策分野となっています。

金融インフラ全体の安定性を確保し、その効率性を高めていく上では、金融機関など個々のプレイヤーの安定に止まらず、これらの主体間の複雑な相互作用や市場動学、さらには技術革新の影響などを把握したうえで、中央銀行がこの分野において持つ政策ツールを総動員する必要があります。その意味で、「金融インフラ政策」は、中央銀行にとって、「最も古く、かつ最も新しい」チャレンジングな政策分野といえます

全文はこちら
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2016/data/ko160512a.pdf


原文はこちら
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2016/ko160512a.htm/

18:12 | 金融:銀行
 

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