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2015/01/23

【SBI FXトレード】スイスフラン等のマーケット変動について状況をまとめました。

| by:ウェブ管理者
レート配信の停止がロスカットに与える影響
1月15日のスイス中銀の対ユーロ上限撤廃を受けたマーケット変動時、当社は27行のカウンターパーティーを持ち、親会社であるSBIリクイディティー・マーケットから安定的な取引価格の配信を受け、お客様に継続した取引機会を提供し続けることが出来ました。一部には、取引価格の配信の停止、注文受注の停止、さらには極端なワイドスプレッドの提供といった対応を行ったFX会社もあったようです。取引機会を失うということはとても大きなリスクにさらされている状態になります。今回はそのリスクについて説明いたします

スイスフランの対ユーロ上限撤廃後、スイスフラン円は短い時間で40円ほど急騰しました。当然、売りポジションの損失は急速に拡大し、多くのポジションがロスカットレベルを突破してしまいました。継続して取引価格を提供していた当社の場合ですと、例にあるようにロスカット発生後、適切な価格で決済されることになり、リスク管理を行うことができました。一方、一定期間、取引価格の配信がストップした後に、相場がストップロスレベルから大きく乖離した価格(例:150円)で配信が再開されたことにより、本来、決済されるべき価格帯から数十円も離れた価格でロスカットによる決済、預入している証拠金を大きく上回る損失を計上することとなり、マイナス残高になってしまうケースが発生することになります。

下記の図は具体例になります。変動前に115.00円のレートでスイスフラン円の売りポジションを10万通貨を保有しているお客様がいたとします。お客様の口座には100万円の預託証拠金、スイスフラン円のレートが122.70円を超えた時点でロスカットが発動し、強制決済が行われます。当社のように適切に決済が行われたならば損失は約77万円で口座には約23万円がのこります。しかし、取引価格の配信がストップし、150円で配信を再開した場合、ロスカットによる強制決済は150円で実施、約350万円の損失となり、口座は約250万円のマイナス残高となる計算となります。

お客様におかれましては、安定的な価格配信が可能な会社であるかという点もFX会社を選択をするうえでしっかりとご確認ください。


原文はこちら
https://www.sbifxt.co.jp/suisureport.html

20:09 | 金融:FX・CFD
 

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