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2017/08/28

【日本ユニシス】本格的な海外事業進出に向けた100%子会社設立とインドネシアに本社を置くIndivaraグループとの提携・ISeMaグループに出資、報道関係者向け「キャナルグローブ設立 および 海外事業に関する発表会」を開催!(Fintech関連)

| by:サイト管理者


 2017年8月23日(水)、日本ユニシスは豊洲本社において、報道関係者向け「キャナルグローブ設立 および 海外事業に関する発表会」を開催した。

 平岡 昭良氏(日本ユニシス 代表取締役社長)、倉田 菜生子氏(キャナルグローブ 代表取締役社長)より、キャナルグローブ設立 および 海外事業に関する説明が行われた。この日の進行は、澤上 多恵子氏(日本ユニシス 広報部長)が務めた。



 冒頭、平岡氏は、参加した報道関係者へのお礼の言葉と共に、「キャナルグローブ会社設立 および ISeMaグループ出資に関して」と題し、グローバルビジネスの更なる加速を目指して、100%子会社設立の趣旨と今後のグローバル戦略について説明。

 最初に日本ユニシスが目指すビジネスエコシステム構築における中期計画のベースとなる4層アーキテクチャーについて解説。主に国内事業をValue Upする日本ユニシス(フィーサイト、サービスコンテキスト、ビジネスプラットフォーム)とユニアデックス(ICTプラットフォーム)のほか、NUL System Services Corporation(NSSC:海外の情報収集とベンチャー企業の発掘)、日本ユニシス・エクセリューションズ(UEL:CAD/CAM領域)、USOLベトナム(オフショア開発)、ネットマークス(Netmarks:日系企業の海外進出時のICTサポート、ユニアデックスと合併・統合)など、これまでのグループ体制を紹介。

 その上で、今回、新たに設立したキャナルグローブの位置づけとして、昨今、ASEAN(東南アジア諸国連合)のマーケットの魅力が高まっている中、これまでの日系企業の支援に加え、ASEAN全体をマーケットとして捉え、エコシステムによるプラットフォーム事業を主に展開していくことを目的に設立。また、現地の企業とパートナーシップを組み、現地ニーズを把握し、実ビジネス(決済、eコマースなど)への事業展開を見据え、その第一弾としてインドネシア企業に出資したことを明かした。




 続いて、倉田氏は、あらゆる業種業態を超えて企業やパートナーをつなぐビジネスエコシステムにおいて、グローバルに国境を越え、海外の市場を取り込むことでビジネスエコシステムの中核を担う企業を目指すと語った。その上で、ビジネスプラットフォームの一翼を担うべく、現地企業との戦略的パートナーシップを組み、現地フォーサイトにもとづくプラットフォームをベースに、日系企業の参加、更にはクロスボーダーに拡大し、海外市場をつなぐゲートウェイとしてデリバリー体制を整え、グローバルな視点でデジタルトランスフォーメーションの支援を実現していくとした。

 そして、その第一段階となるターゲット市場として東南アジア市場を選んだ背景として、豊富な人口と経済成長率という市場の魅力に加え、日系企業の進出も多く、日本ユニシスグループのアセットが活かせる領域があるとし、インドネシアに本社を置くIndivaraグループとの提携・ISeMaグループへの出資の狙いと概要について説明。ISeMaは東南アジア4ヵ国8社(インドネシア・フィリピン・マレーシア・シンガポール)を傘下に持つ中間持株会社で、Indivaraはeコマース、ビジネス旅行販売、金融商品販売などのプラットフォーム事業を中核に、金融・流通・小売・メディア・通信などの事業領域を展開。特に、ウェルスマネジメントやオンラインバンキング、ペイメントや各種ゲートウェイサービスなどで高いシェアを持っているという。そのような中で、ASEANにおけるコンサルティング事業、ソリューション事業、ビジネスプラットフォーム事業を協業していくとし、グローバルな社会の変化をいち早くキャッチアップし、グローバルにビジネスエコシステムを創造していきたいと語った。





 その後、質疑応答と個別取材へ。質問の中では、ユニシスブランドの海外展開における取扱い、倉田氏の社長起用の理由やプロフィール、キャナルグローブの体制や活動状況、提携先のIndivaraグループ・ISeMaグループから見た日本ユニシスと組むメリット、国内外における業界の需要見通しと事業展開、キャナルベンチャーズとの役割分担、などについて説明が行われた。



 日本ユニシスの豊洲本社周辺の一枚。倉田氏によると、キャナルグローブの社名に含まれる”キャナル”とは、”運河”を意味し、ダブルネーミングとして、一つは国境を越えてビジネスエコシステムをつなぐという想い、そして、もう一つは豊洲が運河に面していることから名付けたことを明かし、ここ豊洲から世界へ大きくビジネスエコシステムを広げたいと抱負を語った。

 外部環境と事業モデルが急速に変化する中、日本ユニシスグループキャナルグローブの今後の展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




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