金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2017/07/31

【経済産業省、IoT推進ラボ、HRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)】働き方改革×テクノロジー、「HR-Solution Contest ファイナリスト最終審査会(公開プレゼン審査)&表彰式」開催!

| by:サイト管理者


 2017年7月25日(火)、経済産業省IoT推進ラボHRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)は、ベルサール東京日本橋において、人事上の課題をテクノロジーによって解決する「HRテクノロジー」に関するイベント「HR-Solution Contest ファイナリスト最終審査会(公開プレゼン審査)&表彰式」を開催した。

 「HRテクノロジー」が新たなサービスとして急速に拡している中、「経営改革としての働き方改革」を推進する動きが加速している。「HR-Solution Contest」では、人事評価や採用、人材育成等へのAIの活用やIoTによる労務管理、ビッグデータを活用した人材運用など企業における人事機能の向上や、ウェアラブル等のデバイスを活用して働き方の進化を実現し、企業が抱える人事・労務上の『課題』を解決するための優れたアイデア・ソリューションを募集。国内外の企業や大学などから合計103件の応募があり、今回ファイナリストとして8件が最終審査に残り、公開プレゼン審査が行われた。


 最初に、伊藤 禎則氏(経済産業省 大臣官房参事官(経済産業政策局担当) 兼 産業人材政策室長)より挨拶。参加者と関係者へのお礼の言葉と共に、昨今、働き方改革という言葉を聞かない日はないとし、第二章として、生産性、競争力につながる改革の推進が重要だとした。その上で、これまでの資金/CFO重視から、人材/人事が企業の競争力を左右する時代に入ったとし、テクノロジーは大きな武器であり、政府で初めて「HRテクノロジー」をテーマとした今回のコンテストを通じて、日本の働き方、人事が変わる、大きな動きが出てくることを願っていると語った。


 コンテストの審査員は、以下の5名が務めた。(審査員プロフィールの詳細はこちら

 ・岩本 隆氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授)※審査員長
 ・垣見 俊之氏(伊藤忠商事 人事・総務部長 兼 人事・総務部人材開発室長)
 ・座間 康氏(富士フイルム 人事部長 兼 富士フイルムホールディングス 人事部グループ長)
 ・平山 景子氏(グーグル サーチ&ブランドマーケティング統括部長)


 1社目は、中村氏(タレンタ):デジタル面接システムHireVue、「録画面接×人工知能」により入社の熱意を自撮りPR、企業側は遠方者の負担を軽減しつつ人材確保の接点を幅広く持てる

 2社目は、佐々木 宏氏(広島大学 産学・地域連携センター 新産業創出・教育部門 1st ペンギン倶楽部主宰):世界初!AIによるAIに負けない人財育成、非認知領域を扱うAIコーチング


 3社目は、表 孝憲氏(ミライセルフ 代表取締役CEO):mitsucariを使った定量的面接手法、社内不和や早期離職を防ぎ、適性検査と人工知能分析を用いてフィットした配属までを可能に

 4社目は、岡 利幸氏(アトラエ 取締役CTO):AIビジネスマッチングアプリyenta、人工知能を活用したビジネスマッチングアプリでお互いに興味を持ったプロフェッショナル同士をマッチ


 5社目は、福原 正大氏(Institution for a Global Society 代表取締役社長):GROW CERTIFICATION、個人の科学的な評価をもとにCERTIFICATION発行し、最適な個別教育も提供

 6社目は、井上 一鷹氏(ジンズ JINS MEMEグループ マネジャー):眼鏡型デバイスJINS MEMEで、生産性の重要因子である集中力の計測を通じてHR施策の効果を測定、効果的な働き方改革へ



 7社目は、宮本 修氏(ホシデン 東京営業統括部 新規開発課 主任):MEDiTAGによる人間関係の見える化、行動・ストレス情報を解析することで人間関係を見える化、AIが組織を最適化する

 8社目は、北林 拓丈氏(日立ソリューションズ ワークスタイル変革ソリューション部 グループマネージャ):スマートデバイスが、ユーザからの会話を理解し、社内の情報探索や業務遂行



 全ての公開プレゼン後、表彰式へ。準グランプリは、アトラエInstitution for Global Society の2社が受賞した。


 そして、グランプリは、ジンズが受賞。決めポーズで記念撮影。受賞した井上氏は「各社の部分最適なところが、さまざまなテクノロジーやソリューションとつながり、業界として経営者の目的変数に近づけていけたら良い」と述べた。岩本審査員長からトロフィーが授与され、審査員の講評が述べられた。


 閉会の挨拶は、伊藤 禎則氏(経済産業省 大臣官房参事官(経済産業政策局担当) 兼 産業人材政策室長)より、素晴らしいプレゼンテーションを行った参加企業へのねぎらいの言葉が述べられた。そして、今日この日が、日本のHRの大いなる出発点となったと語った。

 また、最後に、審査員長を務めた岩本 隆氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授)より挨拶。今回、幅広いさまざまなテクノロジーを活用したプレゼンがあり想像以上の内容だったと語った上で、海外では当該分野で大きなマーケットが既に存在しており、今後、日本からグローバルで戦える「HRテクノロジー」企業の登場を期待したいと締め括った。



 最後に、記念撮影が行われた。コンテストに参加した登壇企業および関係者一同に笑顔が溢れる。

 経済産業省は、第四次産業革命や産業構造の急速な変化のもと、「モノ」や「カネ」ではなく「ヒト」こそが競争力の源泉である時代が到来しており、「働き方改革」の実装は急務だとしている。今回のコンテストを通じて、さまざまな新しい「HRソリューション」の登場への大きな可能性が示された。今後のHR関連の取り組みに注目したい。

 なお、経済産業省が発表したプレス(「HR-Solution Contest」グランプリ決定!!~「働き方改革」を実現する「HRテクノロジー」~)も合わせて参照されたい。

記事:丸山 隆平 / 取材、撮影、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




13:56 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.