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2016/08/02

【フィスコ】ビットコインのデリバティブシステムトレードを法人向けに提供

| by:ウェブ管理者
株式会社フィスコ(JASDAQ 上場、証券コード「3807」、本社:東京都港区、代表取締役社長:狩野 仁志、以下、「フィスコ」)と株式会社フィスコ仮想通貨取引所(本社:大阪府岸和田市、代表取締役:越智 直樹、以下「フィスコ仮想通貨取引所」)は、主にビットコインのデリバティブシステムトレードの開発に着手し、法人向けに提供することを決定しましたのでお知らせします。本日付で、別途開示しております「連結子会社である株式会社フィスコ仮想通貨取引所の増資に関するお知らせ」でお知らせしております同社の第三者割当増資の資金使途につきましては、主に本システムの開発およびその機能拡充に充てられる予定です。

フィスコでは 2016 年 3 月 16 日にリリースのとおり、株式会社フィスコ・コインを設立(その後、2016年6月16日にリリースのとおり、同社は「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」に商号変更)致しました。同取引所はその基本的な機能(仮想通貨を売却したいユーザと仮想通貨を購入したいユーザのマッチングにより、仮想通貨の取引の取次を行うもの)につきましては、8 月末までにそのサービスを開始する予定にしております。

その一方で、従来の取引所とは異なり、今後 B2B 向けのサービスを拡充していく方針にしております。仮想通貨の将来的な可能性を考えた場合、企業のあらゆるファイナンスニーズを、仮想通貨という手段をもって実現していくためには、同通貨の高いボラティリティ(価格変動性)が問題になります。フィスコ仮想通貨取引所では、そのような問題をデリバティブによりヘッジすることで、企業が安心して仮想通貨をファイナンス手段として利用することができるマーケットを創造することを志向しております。

今回、法人向けの提供を決定したデリバティブシステムトレードは、そのような仮想通貨 B2B マーケットの発展のため、企業による仮想通貨利用を具現化する嚆矢となるシステムです。現在、ビットコイン取引所は国内外を含めて多くの取引所が存在しており、その取引は取引所ごとに価格差を生じている状況にあります。長い歴史とともに効率的な価格が形成された従来の金融市場においては、このような状況はほとんど見られないことであり、現在の仮想通貨市場は未だマーケットの黎明期にあると言えます。

フィスコグループでは、今後、企業ユースのためのあらゆるデリバティブ商品を開発提供していく方針ですが、まずは、このような取引所間の価格差に注目し、安い価格で取引されている取引所でビットコインを買い、高い価格で取引されている取引所において売ることが可能な自動売買システムを提供致します。各企業が同システムを利用し裁定取引を実現していくことは、結果的に仮想通貨市場の効率的な価格形成を促進します。フィスコグループではこのような市場整備とともに、今後多くの企業向けファイナンスサービスを提供して参ります。

本デリバティブトレードシステムは、希望する法人に貸し出して収益化を図って参りますが、8月中にそのβ版の提供を開始致します。

システムは継続的に改良を加え、ビットコイン以外のアルトコイン、あるいは海外取引所や外国通貨との連動など、すべての仮想通貨と法定通貨を通じた裁定機会を捉えるシステムへと昇華させていく計画にしております。

なお、今回のデリバティブトレードシステムは、グループ会社の株式会社 SJI が構築いたします。株式会社SJIでは今回の機能構築を始めとした、仮想通貨に関わるあらゆるシステム構築のインテグレーターとして、ソリューションサービスの提供を推進して参ります。


原文はこちら
http://www.fisco.co.jp/uploads/20160802_fisco_pr.pdf

18:08 | IT:一般
 

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