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2018/02/06

【IIJ】新技術を採用したシステムモジュール型データセンター「白井データセンターキャンパス」を建設~拡張性や省エネ性に優れたファシリティ、AI技術を使った自動化・効率化を実現

| by:ウェブ管理者
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、今後想定されるIoTの本格普及等に伴う爆発的なデジタルデータの増大やクラウド需要に対応した中長期のサービス設備拡張に備えるために、新しいデータセンター(DC)「白井データセンターキャンパス」を建設いたします。

IIJは、ネットワーク、クラウド、セキュリティを中核とした幅広いサービスを提供しており、その運用で取り扱うデジタルデータやサーバ設備は増加の一途にあり、また今後IoTが本格普及することにより、ますます多くのファシリティ・サーバ設備が必要になることが予測されます。
今回着工する「白井データセンターキャンパス」は、千葉県白井市に建設し、2019年春の稼働開始を予定しております。敷地面積約4万m2に最大50MW(メガワット)の受電容量を備え、6,000ラック規模の設備収容を可能とします。DC建屋の工法として「システムモジュール型(※1)」を採用することでより柔軟な拡張性、短工期、低コストを実現し、デジタルデータの増大に応じて段階的に拡張していきます。2011年4月に日本初の商用外気冷却方式コンテナモジュール型DCとして開設した「松江データセンターパーク」を始め、IIJがDC運用で蓄積してきたエネルギー効率化技術、設備運用技術・ノウハウも合わせ、信頼性、柔軟性、効率性に優れたDCを構築、運用してまいります。

■白井データセンターキャンパスの特徴
・システムモジュール型の採用による工期・建設コストの削減、柔軟なファシリティ拡張性の担保
建物の構成要素となる「鉄骨」「外壁」といった部材の形状・配置を標準化することで、高品質ながら短工期での構築を可能とし建設コストを抑えます。また、需要に応じた柔軟なファシリティの拡張を実現することができます。

・外気冷却空調による省エネ性実現
松江データセンターパークで実績のある、エネルギー効率に優れた「外気冷却空調」とAIを用いた空調、エネルギーコントロールにより電力使用効率PUE1.2以下を目指します(※2)。

・AI制御による設備能力向上、ロボット技術によるDC運用の自動化
様々な設備メーカーと協力し、空調設備、電気設備、サーバ等の稼働情報をAIにて制御することで、DC全体の省エネ性能向上や異常検知能力向上を図ります。また受付、巡回、監視といったDC運用業務にはロボット技術の応用が可能だと考えており、運用の自動化にも積極的に取り組んで参ります。

(※1)建築を構成する部材を標準化することによって、建築生産トータルをシステム化するシステム建築の工法を取り入れた方式。無柱の大空間の構築に向き、品質を維持したまま、短工期、コスト削減を実現し柔軟な拡張性にも優れる。
(※2)Power Usage Effectiveness:PUE。データセンターのエネルギー利用効率を示す指標で、値が小さいほどIT機器以外の装置による電力消費の割合が低いことを示す。


原文はこちら
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2018/0206.html

16:02 | IT:一般
 

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