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2016/06/17

【テックビューロ】インフォテリアとテックビューロ、世界初となるマイクロファイナンスの勘定データ記録におけるプライベート・ブロックチェーンの実証実験に成功

| by:ウェブ管理者
インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア)と、テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:朝山貴生、以下、テックビューロ)は、ミャンマー最大のマイクロファイナンス機関「BC Finance」において同社の融資・貯金の基幹システムの勘定データを「ASTERIA WARP」※2と「mijinアダプタ」※3を使って「Microsoft Azure」※4上に配置したプライベート・ブロックチェーン※5「mijin」※6に移行することに成功しました。

これにより、ASTERIA WARPとプライベート・ブロックチェーンmijinがマイクロファイナンスの業務プロセスに適用可能なことが確認でき、勘定データ記録にプライベート・ブロックチェーン技術が適用できることが実証されたことを発表します。また、マイクロファイナンスでプライベート・ブロックチェーン技術を使った実証実験は世界初の試みとなります。

<処理の概要>

BC Finance(全19支店をミャンマー8州に設置)の1支店のアクティブな口座における全ての取引履歴(勘定データ)を、ASTERIA WARP、mijinアダプタを利用し、プライベート・ブロックチェーン「mijin」に記入した。

なお、BC Financeでは、1アカウント(1顧客)に対してLoan(融資)用1口座、Saving(貯蓄)用2口座の合計3口座が割り当てられる運用であった。

<今後の予定>
1.一定期間連続で並行運用実験を行う予定。7月前半に開始し約6週間実施する計画。
2.クライアント(各支店の端末)からmijinへの書き込み、データ参照等を担うアプリケーション開発についての検討。
■ 今後の展開

ミャンマーでは5,000万人を超える人口に対し銀行口座数は200万件程度にとどまり、銀行のサービスは一部の富裕層のみが利用できる状況です。あらゆる層の国民に融資や預金といった金融サービスを提供するマイクロファイナンスは、同国の今後の経済成長を支えていく上で重要な役割を担っています。2011年春の民主化以降7~8%の経済成長を記録、2016年春には軍事政権が終焉したことで米国による経済制裁が解除される動きもあるなかで、ミャンマーは更なる成長が期待されBC Financeの利用者は大幅に増加していくことが見込まれています。

現行のシステムでは利用者の拡大によりデータ管理コストも増加していきますが、ブロックチェーン技術を導入することで勘定データを安全かつ安価なコストで運用することが実現でき、マイクロファイナンスの事業拡大をよりスムーズなものにできると考えています。

また、インフォテリアとテックビューロは、日本国内に加えて、海外におけるブロックチェーン技術の普及・浸透にも注力しています。今回の実証実験で得ることができる成果は、他国に向けた展開にも活かしていくことで、両社の提携を世界規模なものに発展させていく方針です。


原文はこちら
http://mijin.io/ja/653.html

17:01 | IT:一般
 

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