2016年12月8日(木)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)/三菱東京UFJ銀行は、FinGATE(茅場町一丁目平和ビル)において、金融サービスに変革をもたらす起業家やベンチャー企業向けアクセラレータ・プログラム「MUFG Digitalアクセラレータ」(第2期プログラム説明会)を開催した。開催協力は、三菱総合研究所、三菱UFJキャピタル、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、平和不動産。
「MUFG Digitalアクセラレータ」では、フィンテック(決済、融資、資産管理、資産運用、デジタルバンキング、マーケット取引、等)、先端技術(AI、ブロックチェーン、IoT、量子コンピューティング、ロボティクス、等)、その他(リスク管理、セキュリティ、デジタルマーケティング、等)の領域において、金融サービスを変えていく革新的なビジネスの立ち上げに挑戦する事業プランを募集。プログラム参加企業に対し、革新的なビジネスの立ち上げをアクセラレートする4ヶ月間の集中的なプログラム(概要)を提供するという。
冒頭の挨拶は、三菱UFJフィナンシャル・グループ デジタルイノベーション推進部 部長 柏木 英一 氏が登壇。参加者へのお礼の言葉と共に、世の中に数多くのフィンテックイベントがある中で、第1期プログラム(5社)では実際に多数のビジネスが立ち上がっているなど手応えを感じているとし、第2期への期待を示した。その上で、金融・FinTechを狭くとらえずに、IoT・AI・ロボティクスなどいろんな技術を使って金融を変えていくべく「FinTechアクセラレータ」から「Digitalアクセラレータ」へと名前を変え、国内外の最高水準のメンターと共に精一杯支援していきたい/ワクワクしていると抱負を語った。
続いて、MUFG/三菱東京UFJ銀行 デジタルイノベーション推進部 シニアアナリスト 藤井 達人 氏が登壇。技術進化のスピードが加速する中、三菱東京UFJ銀行が提供するサービスの共同開発を行うことを目的に、革新的な事業立ち上げを支援するプログラムを用意。2017年1月22日(日)までプログラム応募を受け付け、一次選考(書類)、二次選考(面接)を経て、決定後はメンタリングセッションやコーチングセッションなどアクセラレーションフェーズ(2017年3月~7月)を通じた事業化後の協業(事業提携、顧客マッチング、出資機会)を目指す。なお、プログラム期間中無償で専用ワーキングスペース(茅場町駅から徒歩2分の場所に開設予定)が提供されるという。
第一期スタートアップスピーチ①では、ZEROBILLBANK LtD. 共同創業者兼CEO 堀口 純一氏が登壇。同社の紹介に続き、アクセラレータプログラムを通じて何がどう変わったかなど、メンターの視点や具体的なアドバイスに鍛えられ大きく成長できたとし、経営資源の中で特に大事な”時間”をどこに投資すべきか、最高の4カ月間となるこのプログラムをぜひ活用して欲しいと語った。
第一期スタートアップスピーチ②では、ナレッジコミュニケーション 最高執行責任者(COO)小泉 裕二氏が登壇。同社の紹介に続き、絶対に共有したいこと(スピード感のあるプロセス、メンター陣の本気度、スタートアップが主役)を挙げ、ぜひチャレンジして欲しと語った。
懇親会に先立ち、三菱UFJフィナンシャル・グループ デジタルイノベーション推進部 部長 相原 寛史氏より乾杯の挨拶。シンガポールで開催された海外FinTechイベントの活況に触れ、日本も負けてられないとし、プログラムへの応募を呼びかけると共に、デジタルトランスフォーメーションを盛り上げていきたいと語った。
懇親会と並行し、事業プランの相談テーブルでは、受付の際に配布された申込票をもとにプログラム応募検討者との面談が行われた。
食事と飲み物を片手に、関係者やスピーカー、来場者同士でさまざまな事業プランやアイデアなどを披露し合い、話に花が咲く。
今回の第一回説明会に続き、今後も以下の説明会を予定しているという。邦銀初のスタートアップアクセラレータ・プログラム「MUFG Digitalアクセラレータ」。興味のある方は、ぜひ参加されたい。
【第二回説明会】2016年12月20日(火) 19:00~(18:30開場) 場所:渋谷 イベント&コミュニティスペース「dots.」
【第三回説明会】2017年1月12日(木) 19:00~(18:30開場) 場所:茅場町 FinGATE
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )