金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2015/10/05

【野村総研】金融分野でオープンイノベーションの取り組みを開始 ~証券業務におけるブロックチェーン等の技術の活用~

| by:ウェブ管理者
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、社外の多様な企業や金融機関とのパートナーシップを通じて新しい価値を創出する、「オープンイノベーション」を推進しています。その動きを加速するために、このほど野村證券株式会社、ベンチャー系企業数社と共同で、証券業務に先進テクノロジーを適用し、実用可能性や課題を明らかにする実証研究を開始します。

第一弾として、2015年10月~2016年1月に、国内の株式関連情報の管理機能の強化などを目的に、ビットコインで基盤としているブロックチェーン*1等の技術を活用し、その可能性を検証します。この実証研究の成果を基に、1月以降、継続研究の必要性の判断や実用化に向けた取り組みの検討をしていく予定です。

昨今、金融の世界では「FinTech(金融とテクノロジーの融合)」という概念が注目を集めています。既存のビジネスと先進テクノロジーやベンチャー企業のサービスを融合させて、新たな価値を創出する試みへの関心が国内金融機関においても高まっており、垣根を超えた協業や提携が進んでいます。

NRIは、これまでの既成概念に囚われることなく、常に新しい視点で、金融業界の更なる発展に寄与することを目指します。

*1ブロックチェーン:
「信頼できる第三者」を介在させずに参加者相互による分散型の合意形成を実現し、すべての取引の監査証跡管理を可能にする技術。ブロックチェーンで用いられている数学的暗号技術は「改ざんが非常に困難」「実在証明が可能」「一意の価値移転が可能」といった特徴を備えている。これらの特徴から、ブロックチェーンは暗号通貨にとどまらず、様々な資産の取引の流通基盤としての活用が期待されている。さらに、一般的な契約の記述・保管、および契約の自動執行といった用途での利用可能性も注目されている。


原文はこちら
https://www.nri.com/jp/news/2015/151005_1.aspx

18:05 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.