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2014/08/14

【野村ホールディングス】ノムラ個人投資家サーベイ(2014年8月)~『ノムラ個人市場観指数』は 43.0 と前月比1.6 ポイント下落

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 43.0 と前月比1.6 ポイント下落
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は43.0 と前回7 月調査の44.6 から1.6 ポイント下落した。内訳をみると、「1,000 円程度上昇」を見込む回答比率が54.2%と過半を占めたが、前月比では-0.4%ポイントとわずかに低下した。いずれの選択肢も、前月比変動幅が小さく、株価の見通しは前月から大きく変わっていない模様だ。

(2) 「国際情勢」の注目度が上昇
今後3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に引き続き一位となり、前月比では2.6%ポイントの上昇となった。
ウクライナや中東など、海外情勢への懸念が強まったことが背景にあろう。一方、「国内政治情勢」の前月比低下幅が3.4%ポイントと全体の中で最も大きかった。

(3) 「資本財・その他」の注目度が引き続き高い
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「資本財・その他」が前月に引き続き一位で、上昇幅も前月比3.0 ポイントと大きかった。また、「電気機器・精密機器」のDI は、マイナスではあるものの、前月比上昇幅が3.9 ポイントと全業種中で最大となった。一方、「金融」のDI は前月比-7.5 ポイントと全業種中最大の下落幅となり、マイナスに転じた。「消費」のDI は前月から順位を一つ落とし最下位となった。

(4) 円高ドル安見通しが増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率の合計は44.5%と前月の34.3%から+10.2%ポイントと大きく上昇した。内訳をみると、「5 円程度円高ドル安」の前月比上昇幅が7.8%ポイントと最大で、小幅の円高ドル安を予想する個人投資家が増えた模様だ。

(5) 「日本円」の投資魅力が一位
今後3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「日本円」が23.1 で一位となり、前月比でも2.4 ポイントの上昇となった。「ブラジルレアル」のDI は引き続きマイナスではあるものの、前月比では+2.4 ポイントとなり、「日本円」と並ぶ全通貨中最大の上昇幅であった。一方、「ユーロ」のDI は、前月比-4.2 ポイントと全通貨中最大の下落幅となった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20140814/20140814.pdf

14:06 | 金融:証券
 

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