◯ 2013年度の実質GDPは前年度比+2.9%を見込む。以下のような需要の押し上げ要因が重なり、年度を通じて高い成長が見込まれる。 ① 株価の上昇による消費マインドの改善や、所得・雇用環境の改善が個人消費の増加に波及する。さらに、海外経済の持ち直しと円安効果が相まって、輸出は緩やかに増加し、生産は回復する。これによって、企業収益が底上げされ、設備投資にも持ち直しの動きが表われる。 ② 2012年度補正予算の効果により、引き続き公共投資を中心に盛り上がりをみせる。 ③ 年度後半には、2014年度からの消費税率引き上げを控えた駆け込み需要が見込まれる。