株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)、NTTデータ先端技術株式会社(以下:NTTデータ先端技術)と日本オラクル株式会社(以下:日本オラクル)は、ハイブリッドクラウド分野において、お客さまデータセンター内にIaaSおよびPaaS環境を提供するオラクル・コーポレーション(以下:オラクル)の「Oracle Cloud at Customer」を活用した協業を実施し、お客さまのX-Tech注1による新たな価値創造を支援していきます。
協業の第一段階として、2016年中をめどに「Oracle Cloud at Customer」をNTTデータグループ内の統合開発環境へ組み込みます。これにより、NTTデータグループが受注したシステム等の開発において、ライセンス集約によるライセンス・コストの効率化や開発スピードの向上を図ります。
■背景 昨今の企業のIT投資は、既存のSoR注4領域の保守や拡張だけでなく、新たなビジネス価値を創出するためのSoE注5領域、それらをシームレスに連携することへと拡大しています。これに伴い、これらSoRとSoEの異なるシステム特性を包括し、既存システムのTCO(総保有コスト)削減と新たなビジネス価値創造を両立するプラットフォームの必要性が高まっています。こうした課題を解決するため、ハイブリッドクラウド提供における豊富な経験と実績をもつ「NTTデータ」、オラクルのテクノロジーに関する高度な知識をもつ「NTTデータ先端技術」、「Oracle Cloud at Customer」を提供する「日本オラクル」の3社は、お客さまのX-Techによる新たな価値創造の支援に向け協業することとなりました。
■Oracle Cloud at Customerの概要 オラクルが提供する「Oracle Cloud at Customer」は、ハードウエア、ソフトウエア、クラウド管理、サポート、IaaSを月額課金で提供するとともに、オラクルのデータベースやJava開発基盤などのPaaSを定額または従量課金で提供するサービスです。「Oracle Cloud Platform」との完全互換性を備え、お客さまのデータセンター内でも利用可能です。お客さまは災害復旧、開発/テスト、オンプレミス/クラウド間のリフト&シフト方式でのワークロード移行など、さまざまな用途に活用できます。さらに、オラクルが管理と運用を担当するため、お客さまは自社データセンター内でも、同様の操作性・利便性を実現し最新の機能を使用することが可能です。
■3社協業の概要 協業の第一段階として、3社は2016年中をめどにNTTデータグループ内の統合開発環境への「Oracle Cloud at Customer」の組み込みを実施します。これにより、ライセンス集約による開発コストの削減、従量課金による開発コストの最適化、開発環境の維持運用一元化によるコストの削減など、開発環境のライセンス・コストの効率化を図ります。また、NTTデータグループ内の新サービス開発における開発環境として、IaaSおよびPaaSを迅速に提供することで、システム開発の俊敏性を高めます。