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2020/05/21

【キャップジェミ二】キャップジェミニのワールド・インシュアランス・レポート2020 : 既存の保険会社はオープンなエコシステムに参加し、パートナーを活用することが不可欠

| by:ウェブ管理者
消費者は、エージェントやブローカーを介さずに新規参入者と直接取引できるパワーを手にしたように感じられるようになるなど、ビッグテックの保険提供者にとって有利なシフトが消費行動に起こりつつある

キャップジェミニとEfmaは本日、ワールド・インシュアランス・レポート2020をリリースしました。あらゆる年代の消費者が「ミレニアルな心構え」を採り入れ、各種のチャネルを通じて自分で調査した結果をより信用しながら情報を入手し、自ら保険商品を購入している事実が、本レポートで明らかになりました。消費者は、洗練された顧客体験 (CX) を伴い、斬新かつ個別化された提案を求めて、ビッグテック や製品メーカー等の新興プレーヤーに関心を向けています。更に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、デジタルチャネルへの依存度が一層高まりつつあります。

既存の保険会社は、マーケットにおける存在意義を失わないよう、自社のポートフォリオを見直し、パートナーの力を利用して「創意ある保険会社」となるための行動を起こすべきです。そこには、既存の商品を急速に進化する顧客のニーズや好みに合わせて作り変えていくことも含まれます。

・ミレニアルな心構えは年代を超越する

デジタルを採り入れることは、もはや年齢に関係ありません。ウェブやソーシャルメディアにアクセスできる人にとって、オンラインで保険商品を調べて直接購入することが、全ての世代を通じて主流になりました。今回のレポートによると、買い物や請求書の支払い等の取引をオンラインやモバイルで日常的に行っているX世代以上の顧客(*2)の数が倍増しました。具体的には、2018年はX世代以上の回答者の30%に過ぎませんでしたが、2020年には64%まで上昇したのです。新型コロナウイルスによる自粛要請で、この流れは更に強まるでしょう。消費者は年齢やハイテク知識の多寡にかかわらず、日々の用事を済ませるのにデジタルチャネルを使わざるを得ないからです。

・保険業界の新たな動き:信用の均衡

ワールド・インシュアランス・レポート2020は、今日の保険の客層を社会行動と買い物の好みに基づいて、4つのカテゴリー(パイオニア(*3)、探究的(*4)、実験的(*5)、フォロワー(*6))に分けて捉えています。今日の顧客は、買う決断をする際に1つのチャネルだけに頼ることはしません。レビュー評を含むオンラインでの調査、家族や友人の口コミ、ブローカーやエージェントの助言等を多かれ少なかれ信用しながら、保険契約の購入判断を自力で行えるパワーを手にしたように感じるのです。これから保険に加入しようとしている顧客は利便性を求めており、デジタルかつアジャイルなビッグテックや製品メーカー等の非従来型プレーヤーは、比類なき顧客体験を提供することで、ますます多くの顧客に「新興プロバイダーに賭けてみよう」とする気を起こさせています。ビッグテック保険に対する関心は急加速しています。ワールド・インシュアランス・レポート2016では、ビッグテックからの保険購入を検討する、とした調査回答者は17%でしたが、その数は2020年までに倍増しました (36%)。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000025250.html

16:14 | IT:一般
 

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