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2017/02/02

【SAS】SAS、2016年売上高は過去最高の32億ドルを記録~日本を筆頭とした各国での成長を背景に、創業以来40年連続の増収増益を達成~

| by:ウェブ管理者
米国ノースカロライナ州キャリー発 (2017年02月2日)
アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、2016年度の売上高が32億ドルを記録(為替変動の影響を除いた場合の対前年比4%増、ドルベースで1.3%増)したと発表しました。2016年はSASの設立40周年、事業のさらなるグローバル展開、継続的な増収増益など多くの記念すべき業績を上げました。新規のソフトウェア販売は9%増(為替変動の影響を除く)、ドルベースで7%増となり、「SAS Analytics」ソリューションに対する継続的な需要の伸びを反映したものとなりました。

SASのCEO(最高経営責任者)であるジム・グッドナイト(Jim Goodnight)は、「SASが目指しているのはすべてのお客様がアナリティクスで得た洞察を価値に変えられるよう支援することです。そのために、SASは変わりゆく市場に適応し、革新的技術を駆使し、絶え間なくイノベーションを続けています。その結果、お客様の抱えるビジネス上の課題に革新的なソリューションで応え、様々な業種を横断した主要マーケットでリーダーの地位を維持しています」と述べています。

グローバルでの売上増加

SASの売上はグローバルの全地域で増加しました。日本を筆頭としたアジア太平洋地域、およびラテンアメリカでは、過去最高の売上を記録しました。これは、顧客のアナリティクスの戦略的活用が増加したことに起因しています。データ・マネジメント、アナリティクス、ビジネス・インテリジェンスといったSASのコア・テクノロジーは全地域で売上増となりました。業界別売上では、金融サービス、政府、ヘルスケア/ライフサイエンスが最も大きな構成比を占めています。

2016年は約3,000社の新規顧客を獲得し、顧客数は世界で83,000社を超えました。プロ・アイスホッケーチームのBoston Bruins、フィンランドの鉄道会社VR Group、Imperial College London、Pennsylvania Patent Safety Authority、アイルランドと英国を拠点とするフィナンシャル・グループのAIB、ニューオーリンズのヘルスクリニックであるCrescentCareなど、世界中の組織がその価値を認め、SAS Analyticsソリューションを活用しています。

2016年、顧客ニーズの対応を強化するためにSASはダブリンとパリに、それぞれカスタマー向けの施設を新規に開設しました。また、自動車産業の成長をサポートするためにデトロイト・オフィスを新設しました。ノースカロライナ州キャリーにあるSASの本社では、現在新しいオフィスタワーを建設しています。

2016年の成長の原動力

データ・マネジメントとアナリティクスの需要が大きく伸びている背景として、データ量の膨大な増加があります。企業はこの膨大なデータから最大限の価値を引き出し、意思決定や業務に直結する洞察を導き出すためにSASを活用しています。米調査会社のForresterは、データ・マネジメント、アナリティクス、そして洞察に基づいた意思決定までのすべて、あるいは一部を統合したプラットフォームを「エンタープライズ・インサイト・プラットフォーム・スイート」と呼んでいます。Forrester社は、2016年第4四半期のレポートで、このエンタープライズ・インサイト・プラットフォーム・スイートの唯一のリーダーとしてSASを選出し、「SASは業界最高水準のアナリティクスを提供しているだけでなく、ストリーミング、ビジュアライゼーション、マスター・データ・マネジメントのための広範で優れたデータ・マネジメント機能を提供し、また、バランスの取れた強力な製品・ソリューション群とプラットフォーム戦略を持っている」と評価しています[1]。

さらにForrester社は、「企業は異種環境によるデータ・マネジメントをシンプルにしたいと望んでおり、2017年により大きな広がりを見せるエンタープライズ・インサイト・プラットフォームに『SAS Viya』を導入することを検討すべきだ」と付け加えています。

アナリティクス、データ・マネジメント、基盤ツールの新規のソフトウェア販売は8%増で、2016年の新規のソフトウェア販売総額の過半を占めました。

また、クラウドも引き続きSASの成長を牽引しました。SASソリューションを安全で便利、かつコスト効率良く活用したいという市場ニーズを受けて、クラウド関連の売上は9%増となりました。SASは「SAS Cloud Analytics」やRaaS(results-as-a-service)などをはじめとした、顧客がSASのソリューションと専門知識にアクセスできる新しい方法を今後も提供していきます。2016年に躍進したRaaSは、社内に専門チームを設置することなくSASの高度な分析ソリューションと専門家にアクセスでき、迅速な投資回収が見込めることから、2017年も引き続き成長すると予想しています。


原文はこちら
http://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2017/february/2017-02-02-financials-jp.html?m=pr

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