金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【金融業界ニュース】 >> 記事詳細

2014/10/14

【日本IR協議会】 「IR優良企業賞2014」第1次審査の調査結果まとまる~IRの目標に「株主・投資家との関係構築」を挙げる企業が 86.0%に増加~

| by:ウェブ管理者
「株主・投資家との信頼関係の構築」を目指す企業が大幅に増加 投資家との「建設的な対話」や、投資家の視点を経営に取り入れる活動が進む
― IR優良企業賞 2014 応募企業の調査結果より ―

一般社団法人 日本IR協議会(会長:隅 修三 東京海上ホールディングス株式会社 取締役会長)は現在、IR優良企業賞 2014 の審査を進めています。今年は、日本IR協議会の会員企業のうち 261 社がIR優良企業賞 2014に応募しました。
本リリースは、応募企業 261 社のアンケート調査の集計結果を参考までにご報告するものです。IR優良企業賞は、IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組んでいる企業を表彰するもので、3 段階の審査を経て決定します。最終審査の結果は、11 月上旬に発表する予定です。

【調査結果の概要】
(1) 経営戦略の理解を深める――IRの目標に「株主・投資家との関係構築」を挙げる企業が 86.0%に増加
応募企業 261 社のうち、「IRの目標を設定し、明文化している」のは 242 社(92.7 %)だった。このうち、各企業が具体的なIRの目標として挙げている上位 3 項目は「企業・事業内容の理解促進」(93.0%)、「経営戦略・経営理念の伝達」(87.6%)、「適正な株価の形成」(86.0%)で前年と同様だが、今回は「株主・投資家との信頼関係の構築」(86.0%)を挙げる企業が約 11 ポイント上昇し、大幅に増加した。

(2) 投資家の視点を経営に取り入れる活動が進む――「建設的な対話」や中期経営計画の説明充実
「経営の透明性を高める目的で導入、または強化した取り組み」について、「独立社外取締役の採用あるいは役割発揮」(74.3%)、「投資家と建設的な目的を持った対話の準備」(71.6%)など、コーポレート・ガバナンスの強化を意識する企業が多かった。また、「この1年で株主・投資家の意見を企業活動に活かした」という回答は 81.6%(前年 75.7%)に達し、「中・長期的な企業価値向上の姿勢を示すための取り組み」も進んでいる。

(3) 情報開示の内容を充実し対象別に工夫する――IRサイトの拡充や事業部門長の協力による活動
IRサイトの内容を拡充する動きも顕著に表れている。業績予測の根拠やリスク情報の説明を充実する、外国人投資家・個人投資家といった対象別に工夫するといった取り組みが増加した。また、事業部門長の協力によるIR活動や、いわゆる「IR - day」の実施率も高まっている。IR予算を増やす企業(25.7%)も前年比 6 ポイント上昇した。

(4) 力を入れたのは「個人投資家向けIRの強化」や「経営トップによるIR」、「投資家ミーティングの増加」など
「IR活動において強調したい点や昨年度と比べて力を入れた点、現在力を入れている点、業績が見通しにくい中で工夫していること」を問う記述回答では、「個人投資家向けIRの強化」が 30.0%と最も多く、「経営トップによるIR」、「投資家とのミーティングの増加」の割合もそれぞれ 28.4%と高かった。


原文はこちら
https://www.jira.or.jp/jira/jsp/usr/images/pdf/newsrelease_20141006.pdf

17:13 | 金融:行政・取引所・団体
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.