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2016/09/08

【SCSK】PanzuraクラウドストレージゲートウェイがIIJのクラウドストレージサービス「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」との接続を正式サポート~Panzuraと国産クラウドの組み合わせで、オンプレミス型ファイルサーバーと同じ使い勝手、同等のパフォーマンスを実現するファイルサーバーのソリューションを日本に投入~

| by:ウェブ管理者
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:谷原 徹、以下SCSK)は、株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、以下IIJ)提供のクラウドストレージサービス「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」がPanzuraクラウドストレージゲートウェイ(以下Panzura CSG)を接続できるクラウドストレージとして、Panzura社に認定されたことを発表します。

SCSKは、クラウドストレージコントローラのリーディングカンパニー米国Panzura, Inc.(本社:カリフォルニア州キャンベル、CEO:Patric Harr、以下Panzura社)と販売代理店契約を締結し、2015年7月1日からPanzuraグローバルファイルシステムの取り扱いならびにグローバルファイル共有サービスの提供を開始しています。

Panzura CSGは、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)やMicrosoft Azureストレージに代表されるクラウドストレージを企業のファイルサーバーとして利用するためのゲートウェイ製品です。

Panzura社が日本国内のクラウドストレージサービスを認定するのは今回が初めてで、この認定により国産クラウドでPanzura CSGの利用を希望される国内企業のニーズに対応します。

1.背景
近年、多くの企業がクラウド・コンピューティングを積極的に活用するようになり、最近では業界を代表するような企業が基幹システムをクラウドに全面移行したというニュースも珍しくありません。

しかし、ファイルサーバーに関しては事情が異なります。バックアップや災害対策の観点からクラウドで提供される安価で安全性の高いファイル共有のサービスは、多くの企業にとって魅力的に映りますが、具体的な検討を進めるうちに、既存のオンプレミス型のファイルサーバーに比べると、大半のサービスで次のような課題が生じてしまうため導入は思ったように進んでいないのが実状です。

(1)性能が著しく劣化する。
(2)ユーザーの使い勝手が大幅に変わってしまう。
(3)アクセス権の設定に制約が生じる。
(4)一旦使い始めてしまうと他のサービスに容易に乗り換えられない。

IIJとSCSKはこれらの課題に対し、従来のオンプレミス型ファイルサーバーの使い勝手や性能をそのままに、安価で高い安全性のクラウドストレージのメリットを両立した新たなファイルサーバーのソリューションを提供します。

2.概要

Panzura CSGを企業のオンプレミス環境に設置し、インターネット/WAN経由で「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」に接続すると、Panzura CSGはファイルサーバー(CIFS/NFS)として動作し、データはすべて「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」に保存される仕組みです。

Panzura CSGには仮想アプライアンスバージョンもあり、「IIJ GIOコンポーネントサービス」で提供されるベースサーバー上で利用することも可能です。

3.Panzura CSGの特長

(1)オンプレミス型ファイルサーバーと同じ使い勝手
Panzura CSGはCIFS/NFSのファイルサーバーとして動作するため、クライアントからの使い勝手は従来のファイルサーバーと全く変わらず、エクスプローラによるファイル、フォルダ検索も従来通りです。また、Active Directoryとの連携にも制約がなく、従来のファイルサーバーと同じポリシーでのアクセス制御が可能です。

(2)オンプレミス型ファイルサーバーと同等の性能
Panzura CSGは内蔵する大容量SSD(Solid State Drive)をローカルキャッシュとして利用し、さらに重複排除、WAN高速化の機能を組み合わせることで、クライアントからの高速なCIFSアクセス要求に対応するとともに、Panzura CSGと「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」間の通信量を大幅に削減することで大容量データを短時間でやり取りできることから従来のオンプレミス型ファイルサーバーと同等の性能を発揮します。
一般的なオフィス系ファイルだけではなく、CADや設計データ、動画、画像、音声データなど大容量ファイルもストレスなくご利用いただけます。

3)災害対策とデータ保護
従来のファイルサーバーの一般的な災害対策は、お客様ご自身で複数のデータセンターにファイルサーバーを配置し、ファイルサーバーのレプリケーション機能によるデータの複製を行う必要があり、機器やファシリティにかかる莫大なコストと運用工数が強いられていました。しかし、Panzura CSGと「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」を組み合わせることにより、災害対策を安価かつ容易に実現することができます。クライアントからPanzura CSGに書き込まれたデータは、ネットワークを介してすべて「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」に保存されます。「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」は堅牢なデータセンター内で異なるノードに3つの複製をすることで、99.999999999%(イレブンナイン)の堅牢性を提供しており、企業の重要なデータを安全に保存することができます。
またPanzura CSG自身がファイルの世代管理の機能を有しており、ユーザーが誤ってファイルを消してしまった場合など、ユーザー自身のオペレーションにより最大1万世代まで遡ってファイルの復元が可能です。

(4)暗号化機能
Panzura CSGは、米国連邦標準規格であるFIPS 140-2に準拠するAES-256bit暗号化機能を有しており、「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」に保存するデータを強力に保護します。

4.今後の展開について

今後、データ量の急激な増加に伴いファイルサーバーの需要やクラウドストレージの利用が一層加速することが予想されます。今回「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」がPanzrua社の認定を取得したことにより、SCSKはIIJとクラウドファイルサーバーソリューションの提供を推進し、今後3年間で10億円のPanzura CSGの売上を目指します。
IIJからのエンドースメント

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、SCSK株式会社の提供するPanzuraクラウドストレージゲートウェイが「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」と正式に接続されることを心より歓迎いたします。クラウドの利活用が進むなか、複数の拠点間で安全にファイル共有を実現したいという需要は確実に高まっています。このたびPanzuraがサポートするクラウドストレージにIIJのクラウドサービスが加わったことにより、お客様の利便性がさらに向上することを大変期待しております。


原文はこちら
http://www.scsk.jp/news/2016/press/product/20160907.html

18:03 | IT:一般
 

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