日本IBMは、株式会社 荏原製作所が、工場の生産効率のさらなる向上と自動化を進めるため、業務プロセスの自動化と書類の電子化を支援するIBMのソリューションを採用したことを発表します。今回採用されたソリューションは、業務プロセスを広範囲に最適化する自動化ソリューション「IBM® Robotic Process Automation with Automation Anywhere(以下IBM RPA)」と膨大な文章を効率的に電子化するデータ・キャプチャー・ソフトウェア「IBM Datacap(データキャップ)」です。
荏原製作所は、日常的に紙の図面で進めていたワークフロー作業を、IBM RPAに同梱されるIBM Business Process Managerを活用して業務プロセス全体の電子化と効率化を進めるとともに、自動化対象範囲を広げていく予定です。また、将来的にはコグニティブ技術を組み合わせて、電子化された図面データの類似検索を実用に向けて試していきます。
「IBM Robotic Process Automation with Automation Anywhere」(IBM RPA)は、世界で高い評価を得ているRPAツールであるAutomation Anywhere Enterpriseと、ビジネス・プロセス管理ソリューションであるIBM Business Process Manager (IBM BPM)を統合して提供する業務自動化ソリューションです。人が行う反復的な定型業務をソフトウェア・ロボットの「ボット」に行わせることで業務の自動化と効率化を実現します。さらにBPMを使用して人とロボットの両方の作業を可視化し統合管理することで、企業の業務全体の効率化と人員配置の最適化を促進します。