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2014/06/20

【全国信用金庫協会】「全国信用金庫大会」における大前全信協会長の挨拶要旨

| by:ウェブ管理者
日 時:平成26年6月20日(金)15時~
場 所:経団連会館2階 国際会議場(ゴールデンルーム)

本日ここに「全国信用金庫大会」を開催いたしましたところ、全国より多数の関係者の
皆様のご出席をいただき、かくも盛大に開催することができましたことは、私ども業界に
とりまして誠に意義深く、喜びにたえない次第でございます。
特に本日は、公務ご多忙の中を多数のご来賓の皆様のご臨席を賜わりまして、誠にあり
がとうございます。
また、日頃は協同組織の地域金融機関であります私ども信用金庫に対し、深いご理解と
ご支援・ご協力を賜わり、全国の信用金庫を代表いたしまして、心より厚くお礼を申し上
げます。

本日は、私ども信用金庫業界の当面の課題・要望事項等について、率直に所見を述べさ
せていただくとともに、安倍内閣総理大臣をはじめご来賓の皆様方からご挨拶を賜わりま
して、私ども信用金庫の今後の経営の指針とさせていただきたいと存じますので、どうぞ
よろしくお願いを申し上げます。
それでは先ず、信用金庫業界が取り組むべき課題につきまして、若干、申し述べさせて
いただきたいと存じます。
第一は、「中小企業の再生、地域経済の活性化への取り組み」についてであります。
昨年来、アベノミクスの推進によって、円安と株高が進行し、大手企業を中心に企業収


益の改善が進み、我が国経済はかなり明るさを増してきております。懸念された消費税率
引上げ後の景気につきましても、消費や生産面に一時的な落ち込みがみられるものの、雇
用・所得面の改善が進み、基調的には緩やかな回復傾向が続いているものと思われます。
信用金庫業界といたしましては、アベノミクスの効果が地域に波及し、中小企業の業況
が改善し、資金需要が高まることを期待しつつ、地方公共団体、商工会議所、大学等との
連携を強化して、官民一体となって中小企業の再生、地域経済の活性化に取り組んでまい
りたいと考えております。また同時に、政府が今月とりまとめる経済・財政運営の基本方針、
いわゆる「骨太の方針」に沿って、業界としても新たな成長戦略の一翼を積極的に担って
まいる所存であります。
第二は、「第2次しんきん『つなぐ力』発揮3か年計画の推進」についてであります。
平成24年度を起点とする業界の長期経営計画では、従来から推進している課題解決型
金融の取り組みを強化し、「つなぐ力」の発揮によって信用金庫と会員、地域の皆様との連
携を一段と深めるとともに、お客様によりご満足いただける金融サービスを提供し、地域
に新たな資金需要を生み出すことをめざしております。
一例をあげれば、全国各地で開催しております「ビジネスフェア」や「ビジネスマッチ
ング」では、毎年、数多くの参加企業に「出会いの場」を提供してきておりますが、回を
重ねるごとに取引先企業の販路拡大や、幅広い業務提携、さらには産学官の連携・提携事業
に発展する事例が増加するなど、まさに、信用金庫が地域社会の中核となって“地域おこ
し”“街おこし”を実践してきたことが着実に実を結んできております。
今年度は、同長期経営計画の最終年度となりますので、こうした取り組みを一段と強化
し、その集大成の年といたしたいと存じます。


原文はこちら
http://www.shinkin.org/news/pdf/20140620aisatu.pdf

18:03 | 金融:銀行
 

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