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2020/03/30

【NTTデータ】「第2回 企業における不動産テックの取り組み動向調査」不動産テック(PropTech)の動向に、7割もの不動産関連企業が危機感(株式会社NTTデータ経営研究所)

| by:ウェブ管理者
株式会社NTTデータ経営研究所は、2020年3月30日付で、下記のニュースリリースを発表いたしました。

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川島祐治、以下 当社) は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江)が提供する「NTTコムリサーチ」登録モニターを対象に、「第2回 企業における不動産テックの取り組み動向調査」(以下、本調査) を実施しました。

昨今、破壊的イノベーションやディスラプターの名のもとで、様々な業界・企業がデジタルビジネスやデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。FinTech(金融)をはじめとするテック系ビジネスの動向に目を向けると、金融の隣接領域とも言える不動産領域において不動産テック(PropTechもしくはReal Estate Techとも呼ばれる)の注目度が急激に増しています。

こうした不動産テックの盛り上がりを背景に、「不動産テックに関する取り組みをしているか?」、「不動産テックで取り入れている先進テクノロジーは何なのか?」、「取り組んでいる不動産テックの成果は出ているのか?」、「取り組んでいる不動産テックの成功要因は何なのか?」、「今後、有望だと考える不動産テックのサービスとは?」などの観点で各社の取り組み実態について調査しました。

調査結果として、不動産テックの認知度自体は3.9%とFinTechの22.9%に対してまだまだ低いものの、不動産テックを知っている人の所属企業のうち43%は不動産テックに取り組んでいることが把握できました。また、こうした不動産テックのような新しい動向に対して危機感を感じる不動産関連の企業は約7割に達しました。

実際に取り組まれている不動産テックで主に導入されているテクノロジーは、「ビッグデータ(DMP:Data Management Platform含む)」、「AI(機械学習、ディープラーニング含む)」、「Web化・オンライン化」、「IoT」が上位で、現在および今後の不動産テックのサービスの中心は“データの収集・分析・共有”に関するものと判明しました。

不動産テックの成果については、成果が得られたとする回答が約半数である一方、十分な成果は得られていないとする回答は4割近くに上りました。

不動産テックで成果をあげるためには、有望なターゲットを見極めたうえで顧客ニーズを明確にした取り組み、および有望企業への出資や買収が重要であると言えます。さらに、より期待以上の成果を上げるためには、出資や買収だけではなく、その出資先企業との積極的な関係構築が重要であることが明らかとなりました。

当社では今後も、アンケート等の分析結果や過去のコンサルティングの知見・ノウハウを活かし、各社の不動産テックの取り組みを支援してまいります。


原文はこちら
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2020/033000

15:08 | IT:一般
 

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