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2018/08/02

【FRONTEO】FRONTEO、金融庁「FinTech実証実験ハブ」の試験結果を報告。人工知能KIBITを活用した業務記録のチェック作業において、42%の時間短縮、正解検出数2倍、能力の標準化や高度化にも効果~三菱UFJ銀行、りそな銀行、横浜銀行、SMBC日興証券の更なる活用意向とAIによるチェック業務実施に対する金融庁の前向きな姿勢を確認。~

| by:ウェブ管理者
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏)は、金融庁によるFinTech実証実験ハブ*に選定された、金融機関の業務における「人のみによるチェック」と「人工知能KIBITを活用したチェック」での業務生産性の比較試験の結果を発表しました。

“FRONTEO FinTech実証実験ハブ最終報告書”
http://www.kibit-platform.com/files/FRONTEO_FinTech_Report_20180801s.pdf

本実証実験は参加金融機関として、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社りそな銀行、株式会社横浜銀行、SMBC日興証券株式会社に協力を頂き、2018年5月より取り組んで来ました。

本実証実験の概要は、以下のとおりです。

対象業務:
【銀行】投資信託などの金融商品販売時の営業応接記録のチェック業務
【証券】通話録音記録からのお客さまのご意見・お申し出のチェック業務

実験内容: 
 応接記録や音声通話記録から決められた時間内で「正解=チェック業務で見つけるべき記録」を何件見つけ出せるか

これまで金融機関では、営業員によって日々発生する金融商品販売時の大量の応接記録や、電話で寄せられるお客さまからの様々な意見やお申し出の膨大な記録を、人のみによるチェックで確認してきました。実証実験では、ランダムに正解があらわれる記録を人のみでチェックした場合と、KIBITがスコアリング(点数付け)し、優先順位が付けられた記録を人がチェックする場合での検出精度や生産性、作業の標準化率などを定量的に比較測定しました。

■実証実験のイメージ

■比較試験結果 - 全件チェックの精度と作業効率
KIBITを活用して対象となる記録のチェックを実施した場合と、人のみでチェックを行い、規定の時間で作業が途中だったものについては同精度・同速度でチェックを継続、完了したと仮定し、全件終了時を推計した結果を比較したものが下記となります。

KIBITを用いた場合、チェックにかかる時間は、KIBITを活用した方が、人のみと比べ、銀行のケースでは38%短く、証券のケースでは55%も短く作業を完了することができました。KIBITを用いた場合の正解検出率(正解検出件数÷用意された正解数)は、人のみの場合と同等以上であり、KIBITが人の持つ暗黙知を十分に学習できたことを証明できました。また人のみの場合と比べ、全ての記録を高速かつ網羅的に内容をチェックでき、作業時間を大幅に短縮しながら、正解の検知が可能なことを証明できました。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000006776.html

15:03 | IT:一般
 

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