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2011/06/09

【楽天証券】どんな指標にも投資を可能にするETN、この夏上場予定

| by:ウェブ管理者

(2011/06/09)
投資対象がぐんと広がる。どんな指標にも投資を可能にするETN、この夏上場予定!
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/etn/


ETN(イー・ティー・エヌ)とは…「Exchange Traded Note(債券)」の略です。上場投資証券や指標連動証券とも呼ばれます。ETF(イー・ティー・エフ)「Exchange Traded Fund(上場投資信託)」と同様に、特定の指標(指数:TOPIX、S&P500、価格:商品、農産物)に連動するように作られた金融商品です。
信用力の高い金融機関が特定の指標に連動するように発行されたNote(債券)であり、金融機関は裏づけ資産(Fund:投資信託)を保有しません。注文方法、取引手数料、税率についてはETN、ETFともに国内株式と同じ扱いになります。


1.ETNの特徴・注意点


■ETNの特徴


特徴1 法制上の関係や現物の保管の関係等で裏付け資産を保有することが難しい、言いかえるとETFでは組成が難しい、株式や希少金属などを投資対象とすることが可能です。
例えば、「ヘッジファンド指数」や「レアメタル価格」、通貨なら「人民元」などもETNを通じて投資対象にできるのです。


特徴2 ETNの発行会社が特定の指標に連動するように発行しているので、ETFに見られるようなトラッキング・エラー(ETNと特定指標のリターンの乖離)は手数料分を除き発生しません。
この手数料は、日々算出されるNoteにかかる手数料です。
※お客様が証券取引所を通じて、ETNの売買を行うときには、市場での需給バランス、呼値の刻み等が原因で、必ずしも特定指標と同じ価格で取引できるとは限りません。


■ETNの注意点


ETFと異なりNote(債券)を発行する金融機関(発行会社)の信用リスクがある点に注意する必要があります。
万が一金融機関が倒産してしまうと、株式と同じように資産価値は守られません。ETFの場合は、裏づけ資産(Fund:投資信託)があるので、資産価値は守られます。


2.ETNのしくみ


それでは、詳しくETNの仕組みを説明いたします。特定の指標は分かりやすくTOPIX(東証株価指数)を例にします。


3.ETFとの違い(上記①、②、③の順に説明します。)


①金融機関(発行会社)
ETFの場合、投信委託会社が投資信託を組成し、証券取引所に上場します。
そのETFは、TOPIXへの連動を目指し、実際に株式を組み入れたFund(投資信託)です。


ETNとの相違点: ETNは信用力の高い金融機関が、TOPIXに連動するように発行しているのに対し、ETFでは、投資委託会社がTOPIXへの連動を目指し株式を組み入れているので、完全には一致しません。原因は、株式の組み入れ比率、売買コスト等が発生するためです。


②マーケットメーカー やり取り 証券取引所
マーケットメーカーの役割は、ETFもETNも同様で、基準となる価格を見ながら適正に売買が成立するように注文を出します。


ETNとの相違点:ETFでは、基準となる価格は、TOPIXへの連動を目指すFund(投資信託)の一口あたりの純資産額なので、一致しない場合があります。ETNでは、基準となる価格は、TOPIXから手数料を控除した価格なので、より小さなトラッキングエラーが期待できます。


※ 海外時間に変動する指標を対象にしたETNを売買する場合、日本時間では当該指標は動いていません。取引所価格は需給等に影響を受けることから、基準となる価格と取引所価格は必ずしも同様の値動きをする保証はありません。


③証券会社 やり取り 投資家(お客様)
ETF、ETNともに相違点はありません。投資家(お客様)は国内株式と同じ方法で証券会社に売買注文を出します。
その注文を証券会社は証券取引所に取り次ぎます。


17:34 | 新商品
 

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