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2015/05/19

【日本証券業協会】株式学習ゲーム実施状況とアンケート結果について~株式学習ゲームを教材として導入した理由は「経済や社会への関心を引き出すため」という回答が 78.1%(146 校)で最多

| by:ウェブ管理者
「株式学習ゲーム」は、中学生・高校生・大学生を主な対象として、株式の模擬売買を通じて現実の生きた経済や市場の動きを身近に感じながら、経済の動きや社会の仕組みなどについて体験的に学習するプログラムとして、平成 8 年度から日本証券業協会、日本取引所グループ(東京証券取引所)が学校向けに提供している教材である。

2.アンケート調査結果
毎年、株式学習ゲームの終了後、参加した学校の教員を対象にアンケート調査を実施している。
平成 26 年度は 187 校(中学校 50 校、高等学校 88 校、大学その他 49 校)から回答を得た。回答内容等の詳細については、以下のとおりである。

(1)株式学習ゲームを教材として導入した理由について(複数回答)
本教材を導入した理由について尋ねたところ、前年度と同様「経済や社会への関心を引き出すため」という回答が 78.1%(146 校)と最も多かった。

次いで、「生きた経済や社会を実感できるため」73.8%(138 校)、「株式についての理解を深めるため」54.0%(101 校)、「生徒が主体的に学べるため」42.8%(80 校)、「担当科目の授業に適しているため」27.8%(52 校)、「キャリア教育のため」16.0%(30 校)などが挙げられた。そのほかでは、「体験学習として活用」、「分析力、プレゼン力のトレーニング」といった回答も寄せられた。

参考:以下は、アンケート調査と併せて、参加校の教員から提出していただいた株式学習ゲームについての意見や感想等の概要である。

Ⅰ.生徒の反応、感想等(自由記入:187 校中 80 校より回答を得た)

株式学習ゲームに対する生徒の反応について、全体的な感想としては、「社会の問題に関心を持つようになりニュースや新聞を見るようになった」、「株式は怖いと思っていたが株式の必要性や経済の重要性、世の中の動きに興味を持ち情報収集し自分で考えるようになった」、「円安や株価の話について質問されたり世の中の動きに対する生徒の感想を聞いたりすることが多くなった」など経済や社会に対して関心の度合いが高まったという感想が寄せられた。また「今まで株式についてよくわからなかったが、株式市場には二つあり経済を活性化するためには欠かせないものだと分かった」などの回答が寄せられた一方で、「経済を読み解くのは難しく、簡単に利益は出せなかった」、「実際に株式を買いたくなったがリスクも大きいことを知った」という感想もあった。


原文はこちら
http://www.jsda.or.jp/manabu/curriculum/game.html

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