2015年4月17日(金)、SAS Institute Japanは、東京都・六本木にあるグランドハイアット東京において、国内最大級のアナリティクス専門カンファレンス「SAS FORUM JAPAN2015 アナリティクスが切り拓く未来~ビッグデータの、その先へ」を開催した。当日は終日にわたり、ユーザー企業やパートナー企業、そしてSASの専門家が登壇、様々なテクノロジーやソリューション、アナリティクスによるデータ活用の事例などが紹介された。
冒頭の、SAS Japan/Korea Managing Director Sam Cho氏の挨拶では、今年は1985年創立以来30周年を迎える特別な年であり、今回の「SAS FORUM JAPAN2015」は世界中で開催しているSASのフォーラム名の中でも最大級のイベントだとし、IoT、ビッグデータ、Hadoop、クラウドにおけるアナリティクス特化した事例を紹介すると共に、企業の業務拡大に向けた課題解決において真っ先に呼ばれる存在として、卓越したイノベーションを続けていきたいとした。
続いて、同社 執行役員 北川 裕康氏によるオープニングノートでは、年率15~20%で成長するIoTによるネット接続オブジェクト数の増加は大きな経済価値をもたらし、今起きていることから何が起こるかを予測し、次にとるべき行動と成果への第4のV(Value)に向けたIoTデータアナリティクスについて紹介した。また、「Pay As You Drive」、「Pay How You Drive」など走行距離や運転の特性によって金額が異なる自動車保険の例を挙げ、これからはアナリティクスを前提としたサービス「アナリティクスbyデザイン」が到来し、生まれつきネットと接しているデジタルネイティブ世代を意識した一人一人への適切なオファーや競争力を高めるためのコラボレーションとアナリティクスのライフサイクル、アナリティクス人材を創造していくとした。