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2015/05/04

【マネーフォワード】クラウドサービスのリーディングカンパニー約20社が一堂に集結し、来たるべき未来のビジネスに迫る、「MFクラウドExpo 2015」開催!

| by:サイト管理者


 2015年4月23日(木)、マネーフォワードは、品川インターシティホールにおいて「MFクラウド Expo 2015」を開催した。企業や士業のIT化/クラウド化が進んでいく中、クラウドサービスの導入事例を各業界のリーディングカンパニーによる紹介を通じて、効率よく幅広く共有する場として催された。



 当日は開演前から長蛇の列ができるなど、クラウドに対する関心の高さがうかがえる。スタッフの誘導に従い、来場者はホールの中へ進んでゆく。



 冒頭に、マネーフォワード 代表取締役社長 辻 庸介氏より開会の挨拶。当初は100~200名規模の肩肘張らないイベントを企画していたが多くの企業から開催コンセプトに共感を頂き、このように大きなイベントとなったと紹介。来場者と協賛企業に感謝の言葉を述べると共に、日本経済が前向きな動きを見せ始めている中、時代を先取りする堀江 貴文氏や大前 研一氏の特別講演のほか各種講演やイベントブースを通じて、ビジネスにつながる場になることを願っているとした。



 続いて、KDDI サービス企画本部 クラウドサービス企画開発部長 藤井 彰人氏よりライトニングトーク「選べる安心クラウドをみなさまに」では、デバイス、ネットワーク、クラウドを組み合わせて利用できる環境が整ってきた中、「KDDIベーシックパック」を紹介。ITは「構築」から「利用」するステージに入ったとし、まとめてお得な「スマートバリュー for Business」や「カレンダー外部共有」、「KDDIクラウドブログ」などについて解説した。

 その後、特別講演「クラウドが生み出す新たなビジネス価値の胎動」(SNS ファウンダー 堀江 貴文氏)が行われた。(写真/内容は非公開)

 そして、午前中の最後は、クレディセゾンよりライトニングトーク「ビジネスの課題を解決する「この一枚」」と題し、ビジネスオーナー向けに特別設計されたカード「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」について説明が行われた。



 中休みを挟み、ランチ付セッションA「クラウドが変える新時代の商売」では、リクルートライフスタイル 執行役員 大宮 英紀氏、ラクスル 代表取締役 松本 恭攝氏よりそれぞれのサービスについて紹介。その後、マネーフォワード 柏木 彩氏がモデレーターを務め、サービスを始めたきっかけ、新しいサービスへの切り替えや導入のボトルネックをどのように乗り越えたか、将来的な世界観などについて質問。使い慣れた習慣からの脱却を図るべくサービスや組織を変革していくと共に、便利で欠かせないインフラとして日本だけでなく世界の市場で役立てるよう目指していきたいとした。


 
 パネル(働き方)「クラウドが実現する新しいワークスタイル」では、パネリストとして、ランサーズ 代表取締役社長 秋好 陽介氏、Sansan 取締役/CWO 角川 素久氏、ブイキューブ 代表取締役社長 間下 直晃氏、ビズリーチ 代表取締役社長 南 壮一郎氏が登壇、日経DUAL編集長 羽生 祥子氏がモデレータを務めた。個人、企業、自治体をはじめ、女性のみならず男性や企業がライフスタイル、ワークスタイルを変える時代を迎えている中、社会環境の変化と取組事例、そして21世紀の新しい「働き方」について各社サービスの紹介と実際の利活用の話を交え、それぞれ私見を披露した。



 パネル(FinTech)「企業経営とお金について」では、パネリストとして、マネックスグループ 代表執行役社長CEO 松本 大氏、C Channel 代表取締役社長 森川 亮氏、マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻 庸介氏が登壇、ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役 山口 揚平氏がモデレータを務めた。投資家として見た「お金」とは?、為替を加味してグローバルに見た資産価値の捉え方、若い人が共感できる日本を元気にするためのプラットフォームの創造など創業の背景のほか、パネリストに縁のあるソニーへの私見、資金調達や資本政策に関する考え方や使い方のスタンスを披露した。



 パネル(成長力)「時代が求める企業イノベーション -ベンチャーに必要なモノ-」では、スペシャル対談として、慶應義塾大学大学院 教授 エイベックス・グループ・ホールディングス 顧問 岸 博幸氏、弁護士ドットコム 代表取締役社長 兼 CEO 元榮 太一郎氏が登壇した。日本経済の持続的な発展において、産業、地域、個人といったさまざまなレベルで生産性の向上がカギを握る中、弁護士ドットコムの起業の動機やモチベーション、リスクや赤字を乗り越えた想い、収益モデルと規制を踏まえた実現という大事なインプリケーション、セールスフォースの活用事例と効果、IPO後のこれからのイノベーションなどインタビュー形式で対談が行われ、常識の反対側に活路があると締めくくった。



 続いて、KEYNOTE「クラウドがもたらす未来」と題し、辻氏が再び登壇。これから伸びていくであろうIoT、ロボット(人工知能)をはじめとする外部環境の変化とクラウドによる業界構造の変化によるビジネスの可能性に触れ、情報インフラ、シェアリングエコノミー、ハードウェアへの回帰など今後の動向を占いつつ、日本経済の活性化に向けて新しいエコシステムを創っていきたいとした。



 最後に、特別講演「勝ち残る企業の条件 -クラウドが迫るマインドチェンジ-」(ビジネス・ブレークスルー 代表取締役社長 ビジネス・ブレークスルー大学 学長 大前 研一氏)が行われた。通信、金融、物流を中心にボーダレス化が進む中、21世紀で勝つためには、見えないものを見る力、秩序を書き換える尖った人間、そして前に一歩出ることだとし、クラウドソーシング、クラウドコンピューティング、クラウドファンディングをフルに活用することにより、事業実現に向けて持っていないものを使いこなせることが重要だとした。そして、いろいろなサービスや国、モデルケースを紹介、産業の垣根を越えて新しい秩序を生み出すべく、判断する経営者自身が常に新しいサービスを使ってみること、自分でやってみることが大事だとした。



 ホールでのパネルディスカッションと同時進行で、地下1階にあるA会場・B会場・C会場では、クラウドソーシング、コンテンツマーケティング、コミュニケーション、カスタマーサポート、情報共有強化、人材獲得、ソリューション、士業向け、営業支援などのテーマによる協賛企業の各講演が行われた。



 今回、およそ1,000名が参加したという「MFクラウド Expo 2015」。著名な登壇者・業界をリードする協賛社が手がける最新のクラウドサービスの具体的な利活用とメリットを共有、クラウド環境の利用促進に向けて、多くの学びやヒントが得られるイベントとなった。

(取材、記事、編集:藤野 宙志 / 撮影、制作:村上 遥 株式会社グッドウェイ )



09:48 | 写真:金融・IT業界向け




 

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