IBMのモバイル機能をお客様がさらに利用できるよう、IBMはMobileFirst for iOSアプリの迅速な設計、統合、実装のための新たなGarageを開設します。このGarageは、IBM の全世界のスタジオおよびラボのネットワークに追加されるもので、そこでは1万人を超えるモバイルおよびコグニティブのエキスパートとお客様が共同作業を行い、規模は拡大し続けています。
IBMインダストリー・プラットフォームのシニア・バイス・プレジデントであるブリジット・ヴァン・クラリンゲン(Bridget van Kralingen)は次のように述べています。「4年前に、IBMはエンタープライズ・モビリティーを実現し、以来モバイルがどのように変革をもたらすか見てきました。現在、企業はかつてないほどのスピードでモバイルを活用するようになり、業務のやり方を刷新する強力なイノベーションが不可欠となっています。IBMは、モバイルの力とコグニティブおよびアナリティクスとを組み合わせて、引き続き市場を前進させていきます」
新たなStudioおよびGarage IBMは、設計および開発のための全世界に広がるスタジオおよびGarageのネットワークをさらに拡大します。現在アトランタ、クパチーノ、トロント、シカゴ、それにバンガロールのMobileFirst for iOS Garageが含まれますが、これに、各種のモバイル・プラットフォーム全体にわたるアプリの作成および提供に特化した上海とブカレストのグローバル・ハブを加えます。
モバイルがデジタル変革を加速 イノベーションのスピードにより、組織は素早く大胆に行動し、テクノロジーおよび業務運営の主要な側面を変革して、徹底的な効率化を図ることが求められます。それと同時に、顧客や社員のエンゲージメントがビジネスの成功の最も顕著な指標になるにつれて、企業は自らが作り出すエクスペリエンスによって定義されるようになります。 IBMは、新たなStudioやGarage開発ラボを利用して、IBMのMobile at Scale機能へのアクセスを加速させ、企業が迅速に変革を推進できるように支援しています。Mobile at Scaleは、絶えず新たなアプリを供給するとともに、既存のアプリを最新の状態に維持するための複雑な管理も行いながら、優れたエクスペリエンスを提供します。Forresterの最近のレポートでは、Mobile at Scaleを利用してiOSの企業向けアプリ一式を導入しているある航空会社では、3年間で48%の投資収益率の実現と併せて、モバイル・アプリ開発コストの30%低減と運営コストの10%低減が見込まれていることが明らかになっています。この調査は、Mobile at Scaleと、現在の全社規模のモバイル・アプローチとの比較に基づいています。
United Airlines、Banco Santander、Finnairをはじめとする企業は、Mobile at Scaleを利用して、社内のさまざまな職務を変革するアプリ・エコシステム全体の迅速かつ大規模な構築を進めています。