現地では、サンフランシスコ・ベイエリアの一帯をレンタカーとUBERを活用し企業を訪問。多くの起業家を輩出するスタンフォード大学をはじめ、ベンチャーと大企業をつなぐイノベーションプラットフォームの視察や現地開催イベントへの参加のほか、現地日系金融機関やシステム関連企業の駐在員の方々との意見情報交換、現地フィンテック企業との個別ミーティングを行った。なお、宿泊ホテルはサンフランシスコ市内のビジネスの目抜き通り Market Street などにほど近く、便利なロケーションにある Hilton San Francisco Union Square Hotel。
最初に、クラウド型電子署名サービスを展開する Docusign のExecutive Briefing Centerにおいて、”All Successful Businesses Will be 100% Digital” を掲げる同社の金融機関向けベストプラクティスやソリューションのアプローチなどデモを交えながらディスカッション。あらためて金融機関向けのBPO(Business Process Outsourcing) サービスの潜在ニーズ、市場領域の広さと可能性を確認。
続いて、オープンソースBPM(Business Process Management)ワークフローエンジンを提供する Bonitasoft では、シェア型オフィススペース Galvanize を訪ね、西海岸らしいイノベーション&インキュベーション施設の雰囲気を体感。"Developers, you’re our heroes." を掲げる同社のBPM(Business Process Management)ベースのアプリケーション構築プラットフォームの活用についてディスカッション。
最後の訪問先は、ペイメント領域を中心とするエグゼクティブネットワーク BayPay Forum を通じた「RegTech - Do we need it?」イベントに参加。RegTech(規制コンプライアンス要件に効果的かつ効率的に対応するためのテクノロジー活用)に関心を持つ米国の金融業規制機構や金融機関および金融機関向けに規制対応をサポートする専門家、日系金融機関やIT企業の担当者が訪れ、しばし歓談。 パネルディスカッション「RegTech – The Emergence of Financial Technology (FinTech) in Regulatory Compliance」では、パネリストとして、Mike Gardner氏(Managing Director and Head of Center at BNY Mellon Innovation Center)、Anatoly Kvitnitsky氏(VP of Growth at Trulioo)、Daniel Wheeler氏(Partner at Bryan Cave)が登壇、Lance Brown氏(Senior Manager at Protiviti)がモデレーターを務め、RegTechの特徴、エコシステム、その影響について意見が交わされた。
最後の訪問先は、フィナンシャルアドバイザー向けデジタルアドバイスプラットフォームを手掛ける Emotomy を訪ね、"Built By CIOs For CIOs"を掲げる同社の投資・資産運用における統合的かつ戦略的なワンストップサービス&オペレーションを実現するプラットフォームについて共有。サンフランシスコ市内を対岸に見渡す美しいTiburonの高台にある同社オフィスのロケーションからの素晴らしい眺めに感動すると共に、多くの発見と忘れられないひと時を過ごす。