【山梨中央銀行】「AWS Digital Innovation Program エグゼクティブ報告会」を開催！ - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2023/01/26	【山梨中央銀行】「AWS Digital Innovation Program エグゼクティブ報告会」を開催！	\| by:サイト管理者

　2023年1月19日（木）、山梨中央銀行は新規事業創出に向けた企画・アイデアを発表する「Digital Innovation Program エグゼクティブ報告会」を同行研修センターで開催した。

　山梨中央銀行はプレスリリース「新規事業創出に向けたAWSとの取り組みについて」でAWS（アマゾンウェブサービス）の「Digital Innovation Program」を活用し、ワークショップを通じて新規事業の創出に取組むことを発表しており、2022年11月にキックオフを開催。以降のワークショップを経て、この日の報告会が開催された。

挨拶

　開会冒頭、田中教彦さん（山梨中央銀行常務取締役）はAWSをはじめとする関係者への感謝の言葉と共に、顧客視点のスキル共有が財産になったとして象徴的だった事例を紹介。小さな気づきや現場の声の大切さなどプロジェクトを通じて刺激となり、組織に大きな種をまいていってくれるだろうと期待の言葉を述べ挨拶とした。なお、この日の進行は安藤一輝さん（山梨中央銀行経営企画部 DX・イノベーション推進室室長代理）が務めた。

活動内容報告

　続いて、ワークショップのファシリテーターを務めた松本肇子さん（アマゾンウェブサービスジャパン金融事業開発本部デジタルイノベーションリード）よりプロジェクトのプログラムやワークショップの活動内容などを共有。渡部圭一さん（アマゾンウェブサービスジャパン金融事業統括本部地域金融営業本部長）は、変革にチャレンジし続けるAWSの文化やサービス、経営の方針などに触れながら、今後も銀行の変革と山梨の発展に貢献していきたいと語り挨拶とした。

プレゼンテーション・質疑応答

　ワークショップで練られてきた企画のプレゼンテーションがスタート。経営陣や部門責任者による質疑応答が行われた。

　①「家計の助っ人」

　　　石原凌也さん（地方創生推進部山梨未来創生室）

　②「子育て世代の困りごとお助けマッチング」

　　　内田明宏さん（青沼支店）、権守達也さん（システム統括部システム開発課）

　③「ちゅうぎん学童」

　　　渡邊菜緒さん（地方創生推進部山梨未来創生室）

　④「大人のリアルキッザニア＠山梨」

　　　重友秀真さん（システム統括部システム開発課）

　⑤「OSHIPRO（オシプロ）」

　　　早川愛弓さん（八王子支店）

　⑥「山梨中銀かんたんNISA」

　　　鈴木悠太さん（医大前支店）

　⑦「LIFE SHIFT」

　　　徳丸昌之さん（総合事務部事務統括課）

　⑧「ドーゾ」

　　　松土梨歩さん（本店営業部店頭営業課）

　⑨「信頼の架け橋」

　　　内藤亮介さん（小金井支店）

総評と結果発表

　すべての発表を終えて審査員による採点を集計。総評では、進藤中さん（山梨中央銀行取締役会長）は、少子高齢化や相続、地方の経済活性化と人材不足、資産運用のお手伝いなど各分野のそれぞれの企画と発表に感銘を受けたとし、ニュースリリースの観点から企画のネーミングの面白さや新しいことへのチャレンジとその発想の原点にある想いに着眼したと語った。

　古屋賀章さん（山梨中央銀行代表取締役専務）は、今回の顧客起点のアプローチやスピード感など、銀行の中だけの議論と比べると質が違うと感じたとし、地域や足元の課題に目を向けて新しいイノベーションを起こせると勇気づけられたと述べた。

　飯田哲夫さん（アマゾンウェブサービスジャパン金融事業開発本部長）は、発表を聞いて山梨県や山梨県民のプロファイルが明確になってきたとし、その特性を捉え山梨中央銀行ならではのサービスや商品開発につながればと語った。

　最後に、関光良さん（山梨中央銀行代表取締役頭取）は、感謝の言葉と共に、自分たちの身近な生活や周りの人々の声、社会課題から入っていく今回の取組みはとても良い体験となったとし、全行員が日頃から意識していけるようにしたいと語った。その上で、長期ビジョン「Value Creation Bank」を目指し、今回のメカニズムを通じて、人々が求める新たなバリューやチャンスを生み出し、豊かな未来と幸せな暮らしにつなげていきたいと抱負を述べ締めくくった。

　＜結果発表＞

　・「大人のリアルキッザニア＠山梨」　重友秀真さん（システム統括部システム開発課）

　・「ドーゾ」　松土梨歩さん（本店営業部店頭営業課）

　今後、表彰された企画はAWSとプロトタイプの作成に取組んでいくほか、その他の企画も関連部署と連携して既存サービスの付加価値化や新事業としての検討を継続していくという。今後の展開に注目したい。

（取材、撮影、記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

08:27 | 写真：金融・IT業界向け

< 前の記事へ次の記事へ >一覧へ戻る