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2015/02/10

【QUICK】QUICK月次調査<株式>結果(2月)1ヵ月後の日経平均予想1万7629円 前回調査から上方シフト

| by:ウェブ管理者
QUICK月次調査は、株式・債券・外国為替の各市場関係者に、プロならではの相場見通しや注目材料、投資スタンスなどを毎月アンケート調査しています。株式は機関投資家が注目するセクター、債券ではデュレーション(平均残存期間)を調査し、外為は主要通貨に対する円相場見通しなどを毎月設問することで、「強気」「弱気」などのセンチメントの変化を知ることができます。マーケット参加者の関心の高いタイムリーな話題についても調査し、市場の注目点を幅広く探っています。


QUICK月次調査<株式>結果(2月)

1ヵ月後の日経平均予想1万7629円 前回調査から上方シフト

 回答者の1カ月後の日経平均株価予想は、単純平均で1万7629円と、前回調査の確報(1万7291円)から上方へシフトした。最も注目している株価変動要因では、「海外株式・債券市場」が低下する一方で、「金利動向」や「景気・企業業績」が上昇した。株式相場への影響を表した変動要因の指数(50を超えると上昇要因、50を下回ると下落要因)は、「為替動向」や「政治・外交」が低下し、「海外株式・債券市場」が上昇した。最も注目している投資主体では、「企業年金・公的資金」の上昇や「外国人」の低下が目立った。株式相場への影響を表した主体別の指数(50を超えると上昇インパクト、50を下回ると下落インパクト)は、「企業年金・公的資金」が上昇し、「個人」が低下した。現在の株式ウエートは、選択肢の回答で「かなりアンダーウエート」が低下し、「ややアンダーウエート」が上昇した。指数は前回調査に比べて上昇した。株式の組み入れ比率に対する当面のスタンスでは、「やや引き下げる」が低下し、「やや引き上げる」が上昇した。指数は前月比で上昇した。セクター別投資スタンスでは、「オーバーウエート-アンダーウエート」で見て、「建設・不動産」がプラスからマイナスに転じた。「医薬・食品」もマイナスに転じ、「素材」のプラス幅が拡大した。

原油安は国内株式市場にとって「全体としてプラス」との回答が7割超える

 原油安が世界経済や日本の株式市場に与える影響などを聞いた。原油価格の下落が続いているが、今後どうなると予想するか聞いたところ、「一進一退」が63%と最も多く、次に「じり高」が20%、「じり安」が11%と続いた。原油安が世界経済に与える影響についてどう考えるかとの問いでは、最も多かった回答が「全体としてプラス」(68%)で、次に「プラスとマイナスがほぼ相殺」(27%)が続いた。原油安に関わるリスクについてどう評価するか聞くと、原油関連企業の設備投資・雇用の減少については、「やや懸念」が64%と最も多く、次に「懸念大」が27%と続いた。デフレマインドの拡大についても「やや懸念」(51%)との回答が最も多かったが、次に「懸念なし」(42%)が続いた。産油国の信用不安については、「やや懸念」が70%と最も多く、次に「懸念大」が21%と続いた。原油安が日本の株式市場に与える影響についてどう考えるかとの設問では、「全体としてプラス」との回答が73%で最多となり、次に「プラスとマイナスがほぼ相殺」が22%と続いた。「全体としてマイナス」は6%にとどまった。

【調査期間】2015年2月3日~2月5日


原文はこちら
http://corporate.quick.co.jp/original/qss/stock.html

17:11 | 金融:証券
 

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