(2015年05月28日) ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長:ミカエル・ハグストロム(Mikael Hagstrom)、以下 SAS)は、Hadoop上でGUIベースでのデータ統合とデータ品質管理を容易に実現するセルフサービス型のソリューション「SAS Data Loader for Hadoop」の90日間無償トライアルプログラムを、Hadoop市場をリードするCloudera株式会社(米国本社:カリフォルニア州パロアルト CEO:トム・ライリー(Tom Reilly)、以下Cloudera)とHortonworks Japan株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:プレドラッグ・ミノヴィッチ(Predrag Minovic)、以下Hortonworks)と共に国内で提供開始すると発表しました。これによって、Hadoopを使ったアナリティクス・プラットフォームをローカルPC上に構築して、ビッグデータ・アナリティクスの有用性を即座に体験することが可能になります。
Hadoop上でのビッグデータ分析環境の迅速な構築と活用を支援するため、SASは2015年3月にSAS Data Loader for Hadoopをリリースしましたが、このたび、同製品を一定期間、無償で使用することのできる「SAS Data Loader for Hadoop 90日間無償トライアルプログラム(日本語版)」を2015年5月28日より提供開始します。本プログラムを活用すれば、Hadoopを用いた検証環境をローカルPC上に容易かつ無償で構築することができるため、本格的なビッグデータ分析環境に高額な投資を行う前に、技術的な検証や教育、実現可能性についての確認を手軽に行うことができます。
SAS Data Loader for Hadoop 90日間無償トライアルに登録すると、ユーザーは即座にSAS Data Loader for Hadoopをダウンロードして、Hadoop検証環境へ自動インストールすることができます。Hadoop検証環境としては、主要なHadoopディストリビュータであるCloudera社「Cloudera Quick Start VM」およびHortonworks社「HDP on Sandbox」の無償VM版Hadoopソフトウェアを使用します。Hadoop基盤からデータ加工までの一連の検証環境を迅速、かつ無償で構築することが可能となります。これにより企業は、ビッグデータ分析とその活用への取組みをよりスムーズに開始できます。
SAS Data Loader for Hadoopは、業界をリードするSASのデータ品質管理やデータ統合機能をベースとし、直感的に操作可能なウィザード形式のグラフィカル・ユーザー・インターフェイスにより、ビジネス・ユーザーがセルフサービスで容易にデータ変換、加工処理ができるツールです。SAS Data Loader for Hadoop無しでこれらの処理をHadoop上で実行する場合には、高度な専門スキルやMapReduceを駆使したプログラミングが必要となります。さらに、データ品質関連の処理もHadoop上で実行可能にすることで、信頼性の高いデータの提供を迅速化し、大量のデータセットが存在する環境において、より頻繁なデータ活用を可能にします。これにより、企業はデータ・ガバナンスに関するコンプライアンスを改善し、刻々と変化するビジネス・ニーズに応えることができます。SASは、ビジネス・ユーザーはもちろんのこと、データ・サイエンティストも強力に支援します。SAS Data Loader for Hadoop を使用することで、データ・サイエンティストはより効率的にデータ処理を行えるようになるため、データの移動を最小限に抑制し、より少ない負荷でのデータ準備を可能にし、本来期待される高度なビジネス課題の解決により多くの時間を割り当てることが可能となります。