(2011/01/05)
ノムラ個人投資家サーベイ(2011年1月)
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20110105/20110105.pdf
『ノムラ個人投資家サーベイ』は、野村證券金融経済研究所が個人投資家に対して、投資動向の把握と情報提供を目的に毎月アンケート調査を行い、その調査結果をまとめたものです。2006 年4 月より月次で公表しています。
1. 調査の要約
(1)『ノムラ個人市場観指数』は 50.2 と前月から小幅上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は50.2 と、前月の49.2 から小幅上昇した。株価の先行きに対して強気に見る個人投資家が優勢な模様である。調査時の日経平均株価(2010 年12 月16 日終値)は10,311 円と前回調査時を約500 円上回った水準であった。また、3 カ月後の日経平均株価の見通しについて、「1,000 円程度上昇」を見込む回答比率が55.1%と最も多いが、その回答比率は前月比減少し、「2,000 円程度上昇」と「2,000 円以上上昇」の回答比率がいずれも前月比上昇した。
(2)「国際情勢」や「国内政治情勢」への関心高まる
今後3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因についての質問では、前月に関心度がトップであった「為替動向」を挙げた回答比率は28.0%と、前月比-12.1%ポイントと大幅に低下した。代わって「国際情勢」の回答比率が29.8%と関心度トップとなった。また、「国内政治情勢」の回答比率は前月比+5.6%ポイントと上昇幅が最大だった。
(3)「素材」の注目度がトップに
個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI をみると、最も注目度の高い業種は「素材」でDI は12.6 と前月比2.4 ポイント上昇した。「自動車」のDI は-12.2 と5 カ月連続で最も注目度が低かったが、前月比+4.9 ポイントと全業種中最大の上昇幅であった。
(4)アメリカドル/円レートについて円安方向に進むとの見方が優勢
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安方向を見込む回答比率の合計が54.6%と前月の54.9%からやや低下したが、前月に引き続き50%を上回った。とりわけ「5円程度円安ドル高」を見込む回答比率が47.2%と最も多く、上昇幅も前月比+2.5%ポイントと全回答区分中最大であった。
(5)アメリカドルに対する注目度が引き続き上昇
各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI で示すと、最も魅力的な通貨は10年1 月の調査開始以来13 カ月連続でオーストラリアドルとなり、DI は30.3 と前月比3.1ポイント上昇した。一方、アメリカドルのDI は-10.3 と前月比9.8 ポイント上昇し、全通貨中最大の上昇幅で前月まで3 カ月続いた最下位から脱した。
(6)「株式」への投資意欲高まる
各金融商品に対する考え方について、「新しく保有したい、あるいは保有金額を増やしたい金融商品」との回答比率から「保有をやめたい、あるいは保有金額を減らしたい金融商品」との回答比率を差し引いたDI をみると、「株式」のDI が28.5 と前月から2.7 ポイント上昇し、上昇幅が最も大きかった。
2. 調査結果
( 1 ) 『ノムラ個人市場観指数』は 50.2 と前月から小幅上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は50.2 と、前月の49.2 から1.0 ポイント上昇した。小幅ながら2 カ月連続での上昇となった。個人投資家においては株価の先行きに対する強気な見方が引き続き優勢な模様である(図表1)。調査時の日経平均株価(2010 年12 月16 日終値)は10,311 円と前回調査時から約500 円上昇した。