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2018/08/01

【日本ユニシス】平成31年3月期 第1四半期決算短信(連結)

| by:ウェブ管理者
1.当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境や企業収益の改善により、引き続き緩やかな景気回復基調にありましたが、海外の政治経済情勢の不確実性により先行きが不透明な状況で推移いたしました。一方、国内の情報サービス市場においては、ソフトウェア投資がおおむね横ばいで堅調に推移しておりますが、異業種からの参入による競争激化など、当社を取り巻く環境は依然として厳しい状況であると認識しております。

このような環境の中、日本ユニシスグループは、「顧客・パートナーと共に社会を豊かにする価値を提供し、社会課題を解決する企業」として、業種・業態の垣根を越え、さまざまな企業をつなぐビジネスエコシステムを創る中核となり、デジタルトランスフォーメーションを実現するプラットフォームの提供企業となることを目指した中期経営計画「Foresight in sight 2020」(2018-2020年度)を策定し、取り組みを行っております。

中期経営計画で定めた注力領域における新たな取り組みとして、信用金庫向け勘定系システムの「オープンAPIサービス」を開始しました。勘定系APIを介して信用金庫とFintechサービスやさまざまな業種の事業者をつなぎ合わせ、地域の生活者や企業のニーズに沿った新しい金融サービスを創出し、生活者の利便性向上や地域経済の活性化などの取り組みを地域金融機関と共に進めてまいります。また、子会社であるキャナルペイメントサービス株式会社が、台湾最大級の共通ポイントプログラム「HAPPY GO」の国内展開で株式会社デジタルガレージと協業を開始しました。日本国内での利用拡大を図ることで、台湾人観光客の店舗への集客を支援してまいります。更に、シェアリングエコノミーについては、2017年4月から収納サービスプラットフォームを提供し、第1弾のポニークリーニングが「ポニー保管&宅配サービス」を順調にサービス拡大しておりますが、その第2弾として、家事代行サービスのリーディングカンパニーである株式会社ベアーズが、同社のマンションコンシェルジュサービスに新しい付加価値を提供する「なんでも荷物お預かりサービス」を2018年5月より開始いたしました。「なんでも荷物お預かりサービス」は、箱や不定形のモノを預けられるベアーズの収納サービスであり、将来的にはポニークリーニングの「ポニー保管&宅配サービス」との連携も予定しております。

投資戦略施策においては、新たなビジネス領域での事業可能性の検討に向けてKakaxi,Inc(以下 Kakaxi)へ出資しました。米国シリコンバレーに拠点を置く日本のグローバル農業ベンチャーであるKakaxiは、農業の生産性向上に寄与する各種データを安価に取得できる農地モニタリングIoTデバイス「KAKAXI」の研究開発・販売を行うと共に、「KAKAXI」の海外展開および量産化を進めています。日本ユニシスグループは、Kakaxiへの出資により、自社が持つICTとセキュアなビッグデータ管理・運用ノウハウを連携させた日本国内での事業展開支援および農業分野以外におけるモニタリングデータの利用可能性の検討に取り組んでまいります。

以上のように、中期経営計画「Foresight in sight 2020」の達成に向けて日本ユニシスグループ一体となって取り組んでまいりました。


原文はこちら
http://www.unisys.co.jp/invest-j/ir/pdf/fr2019q1.pdf
関連情報
2019年3月期 第1四半期連結決算補足資料
http://www.unisys.co.jp/invest-j/ir/pdf/appendix2019q1.pdf

16:00 | IT:決算・人事・IR
 

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