従来のAPI連携は、オープンイノベーションの一環として、金融機関がフィンテック企業にAPIを提供し、サービスの向上に活用する形が主でした。当社においても、2017年1月以降、SBI証券や住信SBIネット銀行のAPIを利用することで犯収法上の本人確認情報を取得し、「WealthNavi for SBI証券」や「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の口座開設を最短で即日可能とするなど、利用者の利便性の向上に努めてきました。
その具体的な取組みとして、まず、2017年7月29日より、SBI証券で「WealthNavi for SBI証券」の残高表示を開始する予定です。「WealthNavi for SBI証券」での資産運用の残高情報がAPIを通してSBI証券に提供され、SBI証券のログイン後の画面上で、SBI証券で保有している株式や投資信託、債券などの運用状況と、「WealthNavi for SBI証券」の運用状況を一体的に把握できるようになります。この結果、「WealthNavi for SBI証券」のお客様にとっては、「長期・積立・分散」による資産運用と個別銘柄やテーマ投信などの取引を組み合わせることによる、いわゆ るコア・サテライト運用を行う上での利便性が高まることが期待されます。