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2023/06/16

【SCSK】マネー・ローンダリング等対策高度化推進に向けた準備会社設立について

| by:ウェブ管理者
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、金融機関等を対象にしたマネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策(Anti-Money Laundering、以下 AML)事業について、ますます巧妙化が進む犯罪組織の手口に迅速に対応すべく、同事業を専業分社化し、さらなる専門知見の蓄積と高度化されたサービス提供を目指すべく、準備に向けた新会社を設立いたしました。今後は、為替取引分析業の登録・認可などを前提に 2023 年度中の事業開始に向けて準備を進めていきます。

1.背景・目的
金融のデジタル化の進展や犯罪手口の巧妙化などを踏まえ、G7 を含む 37 の国・地域及び 2 地域機関が加盟する金融活動作業部会(FATF)において策定されるマネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策の国際基準(FATF 勧告)では、一層高い水準での対応が求められ、金融機関における AML の実効性向上が喫緊の課題となっています。
2019 年に実施された第 4 次対日相互審査においても、日本の強化すべき課題の一つとして、AML の中核業務である「取引モニタリング及び取引フィルタリング」の実効性向上(誤検知削減)が指摘されています。

このような状況の中、AML の共同化による高度化・効率化を図る上で、取引モニタリング及び取引フィルタリング業務の質を確保することを目的に、2022 年 6 月 3 日に成立した「安定的かつ効率的な資金決済制度の構築を図るための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律」(2023 年 6 月 1 日施行、以下 改正資金決済法)により、『為替取引分析業』が創設されました。

SCSKは、2004年から BankSavior®シリーズ製品を中心としたAMLソリューションを提供しており、2023年 6 月現在、銀行、資金移動業、カード、証券、保険などさまざまな業種で 80 社を超えるお客様にご利用いただいています。長年にわたり培ってきた金融犯罪対策業務の知見と経験をもとに、ますます巧妙化が進む犯罪組織の手口に対応し、専門特化した組織においてさらなる知見の蓄積と高度なサービスを提供していくことを目的に、今般の改正資金決済法の施行に併せて専業化に向けた準備会社を設立しました。
新会社では、これまでの実績や経験を十分に活かし、為替取引分析業者として専門特化した AML のリーディングカンパニーとして金融業界などへ AML 高度化・実効性向上に貢献すべく活動を行っていきます。

なお、SCSK は金融庁から「マネー・ローンダリング等対策高度化推進事業」に係る補助事業者として選定されており、AML 共同システムの高度化に向けた取り組みを推進しています。


原文はこちら
https://www.scsk.jp/news/2023/pdf/20230616.pdf

15:01 | IT:一般
 

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