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2014/12/12

【トムソン・ロイター・マーケッツ】海外株式の啓蒙、「上海・香港ストックコネクト」開始を題材に今後の海外投資対象マーケットを読み解く、トムソン・ロイター セミナー「オンラインでの海外証券投資についての座談会」開催!

| by:ウェブ管理者


 2014年11月26日(水)、大手金融情報サービス企業のトムソン・ロイター・マーケッツは、赤坂Bizタワー30階セミナールームにおいて、オンライン証券会社の企画部門、証券会社のリテール企画部門、および海外株式の担当者およそ20名を招き、トムソン・ロイターセミナー「オンラインでの海外証券投資についての座談会」を開催した。



 今回のセミナーでは、「今後の海外投資対象となるマーケットを、どう読み解いたら良いか」というテーマの下、第1部として香港証券取引所(SEHK)と上海証券取引所(SSE)が2014年11月17日より新たに始めた「上海・香港ストックコネクトShanghai-Hong Kong Stock Connect)」の最新状況について講演、第2部として実際に業務を担当する参加者同士で意見交換する座談会が行われた。



 先ず最初は、トムソン・ロイター・マーケッツ 執行役員 金融法人営業部長 武内 啓氏(写真右)より、既に提供しているコンテンツ、システムインフラ、ニュース以外の新たな付加価値サービスとして、これからのアジアでのビジネス展開におけるカウンターとなる顧客の紹介やより深くマーケットを知るためのアポイントメントやミーティングのセットアップなどネットワークの場となるコミュニティーを提供していくとした。そして、足元で大きなトピックでもある「上海・香港ストックコネクト」を良い機会として捉え、今回のセミナーを開催するに至った背景について解説した。
 当日の司会は、同社 マーケットディベロップメントマネージャー ウェルスマネジメント 木下 あかね氏(写真左)が務めた。



 続いて、香港証券取引所 マネージング・ディレクター 兼 クライアント・ビジネス開発部門/FIC開発部門 責任者 テ・ソク・クレマン・ヨー氏によるテレビ講演。人民元の台頭と中国本土の富裕層などの銀行預金や保険などの資産の一部が中国国内および香港への株式投資にシフトするであろう潜在的なポテンシャルと見通しについて触れたほか、取引上限や税制の仕組み、デイトレードの禁止や当日決済(T+0)に付随するプリトレードチェックの必要性など中国特有の証券市場の事情について解説した。

 ヨー氏によると、中国本土で5,500万口座あるという証券口座のおよそ8割が個人投資家で、「上海・香港ストックコネクト」の取引条件でもある十分な残高のある口座(50万人民元以上)も250万口座以上あるという。今回のストックコネクト開始においては、システム障害やオペレーション事故なく順調に立ち上がったことを最大の成果とし、今後の投資家への教育セミナーを通じた啓蒙・啓発、クロスボード取引に関する手続きやブローカーの体制等の整備が進むことにより、年明け以降、取引は拡大していくであろうとの考えを示した。



 第1部の講演後、座談会を前に休憩・ネットワーキングへ。都心を一望できる歓談スペースに用意された食事や飲物と共に、しばらくの間、名刺交換や挨拶の時間が続く。同じ証券会社としての立場から海外証券投資の動向や講演内容についてそれぞれ意見交換する姿が繰り広げられた。



 第2部では、ロイターニュース日本語編集部 川上 健一氏(写真奥)「上海・香港株式相互取引で期待される市場効果」と題してワールドニュースサービスの配信スタンスについて解説。マクロ経済や経済政策のほか、上海A株(568銘柄)、香港(266銘柄)など個別企業の情報について手掛けていく考えを示すと共に、今回の「上海・香港ストックコネクト」を取り巻く一連の報道を紹介した。



 その後、大阪取引所 審議役 マティアス リーティッグ氏(写真 川上氏の右)を交えて、参加した証券会社や取引所関係者、そしてトムソン・ロイター・マーケッツの担当者によるインフォーマルな意見交換の場である座談会が行われた。



 トムソン・ロイター・マーケッツでは、「金融規制 ジャパン・サミット」をはじめ、日本の金融・IT業界の関係者を招き、セミナー、パネル・ディスカッション、アワード・セレモニー、展示会出展など、年間を通して様々なイベントを主催または参加している。次回のセミナー開催を楽しみにしたい。

(取材、撮影、記事:藤野 宙志 / 編集・制作:村上 遥 @株式会社グッドウェイ

 ◎(ご参考)過去の開催レポート
 
 
2014年3月6日開催
金融規制 ジャパン・サミット
ホテル・オークラ東京
2014年3月20日開催
OPEN MESSAGING SEMINAR
トムソンロイター・セミナールーム

18:00 | 写真:金融・IT業界向け




 

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