【日本IBM】IBM、南アフリカ初のクラウド・データセンターを開設 - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2016/03/15	【日本IBM】IBM、南アフリカ初のクラウド・データセンターを開設	\| by:ウェブ管理者

IBM（NYSE：IBM）は本日（現地時間）、IBMクラウド・データセンターを南アフリカのヨハネスブルクに新設することを発表しました。新しいクラウド・センターは、GijimaおよびVodacomとの密接な協業の成果であり、アフリカ全土でのクラウドの普及とお客様の需要に対応することを目的としたものです。IBMは、エンタープライズ・ワークロードやas a service型ワークロードを実行するための、クラウド・サービスの完全なポートフォリオをお客様に提供する予定です。

IBMクラウドは、世界46カ所のクラウド・データセンターによるグローバル・ネットワークを提供します。（画像の出典：IBM）

この新しい施設は、拡大するIBMのクラウド展開を裏付けるものであり、今回の開設により、6大陸で46カ所のクラウド・データセンターを運営することになります。また、本日のニュースは、クラウドでのお客様の基幹業務運用能力を促進することを目的とした、SAPとIBMの共同パートナーシップを強化するものでもあります。

IBMの南アフリカ担当カントリー・ゼネラル・マネージャーであるハミルトン・ラトセフォラ（Hamilton Ratshefola）は、次のように述べています。「当社は、お客様の既存のIT投資を最大限に活用できるクラウドの普及促進に取り組んでいます。IBMの新しいクラウド・データセンターは、クラウドへのミッション・クリティカルなSAPワークロードの容易な移行も含め、IBMクラウド・サービスへのローカルの入口をお客様に提供します。また、お客様は、より柔軟に国内でデータを保持できるようになります。これは、IBMの重要な差別化要因の1つです。」

新しいIBMクラウド・データセンターでは、南アフリカおよびアフリカの企業のお客様に、IBMのクラウド・データセンターのグローバル・ネットワークと、サービスに関する専門知識へのアクセスを提供します。これにより、企業は、重要なアプリケーションをクラウドで実行できるようになり、国内向けクラウド・ソリューションのビルドに役立つ多彩なサービスを利用できるだけでなく、ネットワーク・スピードの向上によってパフォーマンスが高まり、エンド・ユーザーにより速くサービスを届けられるようになります。

Vodacom Businessのチーフ・オフィサーであるブヤニ・ハラナ（Vuyani Jarana）氏は、次のように述べています。「大企業や多国籍企業がアフリカ全土で事業展開を拡大し、IT需要を高めていることで、アフリカ大陸でのエンタープライズ・クラウド・コンピューティングの普及が進んでいます。多くのCIOが、自社のITインフラストラクチャー、アプリケーション、プロセスをクラウドに移行することで、効率化を図り、コストを削減したいと考えています。Vodacomの広範な固定およびモバイルのネットワーク・インフラストラクチャー、汎アフリカおよびグローバルでの展開、そしてデータ・センター・インフラストラクチャーにおける投資が、大企業や多国籍企業にクラウド・サービスを提供するための最適なプラットフォームと環境をもたらします。」

本日のニュースは、IBMの世界的な影響力と、クラウド・サービスの幅広いポートフォリオを示したものです。IBMのクラウド・サービスは、大手の小売企業や金融機関など大規模企業のサポートが可能です。Vodacomはエンタープライズ・グレードのクラウド・ソリューションの提供に貢献しており、今回のIBMとのパートナーシップでも同様の規模で提供を行います。Vodacom Businessはアフリカ大陸全土のITソリューション全体で、リーダーとして位置づけられるようになります。

GijimaのCEO、アイリーン・ウィルトン（Eileen Wilton）は次のように述べています。「Gijimaは黒人が100%所有する南アフリカ企業で、こうしたIBM独自のサービスでクラウド・パートナーに選ばれたことを誇りにしています。IBMおよびVodacomとのパートナーシップは、Gijimaのハイブリッド・クラウド戦略の延長線上にあり、転向戦略の一部としての2年間の真摯な努力の結実です。IBMでは既存のソリューション提供の一環として、このシステムとSAP統合スキルをすでに備えていたため、Gijimaはこのサービスの理想的なパートナーといえます。

Vodacomのネットワークとアフリカでの事業展開、GijimaのSAPエンタープライズ専門知識、およびIBMのクラウド・プラットフォームを組み合わさることで、クラウド・サービスの巨大勢力が出現します。国内のデータを保護することでデータの遅延や国内の規制問題を解決し、データ・ネットワーク構築コストを相殺する可能性もあります。GijimaとVodacomはいずれも、IBMのクラウド・マネージド・サービスを当該地域のSAPエンタープライズの顧客に販売します。

IBMクラウドでは、パブリック、プライベート、およびハイブリッドのクラウド・サービスに高速かつ簡単に自動でアクセスでき、クライアントのデジタル面での変革に役立ちます。IBMクラウドは、アナリティクス、モバイル、ネットワーキング、ストレージ、モノのインターネット、およびコグニティブ・コンピューティングなど、拡大を続けるサービスの集合体です。IBMは世界中で46カ所を超えるクラウド・データセンターを備えており、クライアント企業の所在地に関係なく、企業のデータを安全に管理し、洞察の獲得を支援します。

このニュースは、IBMのアフリカ研究所、最先端のイノベーション・センター、さらにIBMアカデミー、IBM University Programなど、IBMのアフリカの将来およびアフリカ大陸の経済開発に対する、最新の投資に関するものです。

原文はこちら
http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/49342.wss

19:04 | IT：一般

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