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2014/09/18

【日本IBM】IBM、強力なアナリティクス・サービスを発表

| by:ウェブ管理者
[米国ニューヨーク州アーモンク 2014年9月16日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、アナリティクス分野のリーダーとしてこの10年間で最大の発表となるWatson Analyticsを発表しました。Watson Analyticsは、自然言語ベースの画期的なコグニティブ・サービスで、予測およびビジュアル分析を行う強力なツールへの即座なアクセスを企業に提供します。調査によると、ビジネスに携わる人々のうち、意思決定の一環として強力なアナリティクス・ツールを現在活用しているのはごく一部だけです*1。Watson Analyticsは、高度な予測分析機能を容易に習得し使えるようデザインされています。

Watson Analyticsの最初のリリース版には、デスクトップおよびモバイル・デバイス上で動くようデザインされた、クラウド・ベース・サービスのフリーミアム・バージョンが含まれる予定です。Watson Analyticsは、使いやすいデータの精緻化、データウェアハウス・サービスへのアクセスなど、単純なスプレッド・シートで行える範囲を越えて、対応ややりとりを可能にする分析および可視化向けにビジネス・ユーザーがデータを入手し準備するのを容易にするといった、幅広いセルフ・サービスのアナリティックスを提供します。

IBM Watson Analyticsは、自然言語を使用して強力な予測分析をより使いやすくし、たとえば、以下のような主要な質問を理解する機能を備えています。

自社の製品売上の主な促進要因は何ですか?
どの福利厚生が従業員の維持に最も効果的ですか?
締結できる可能性が最も高い契約はどれですか?

データ・サイエンティストやアナリスト向けに主にデザインされ可視化に主眼を置くアナリティクス・オファリングとして提供されているものと異なり、IBM Watson Analyticsは、マーケティング、営業、業務、財務、人事などデータを多用するビジネスの専門家向けに、データの準備、予測分析、視覚的なストーリー作成などの工程を自動化します。

以下の3つの主なイノベーションにより、高度なアナリティクスを行うのに要求されるスキルが大幅に軽減されます。

シングル・ビジネス・アナリティクス・エクスペリエンス -今日の異なる種類の分析やデータ・タスク用にデザインされた個別のアナリティクス・ツールとは異なり、Watson Analyticsは、一連のセルフ・サービス・エンタープライズ・データならびにアナリティクス・ケーパビリティーをクラウド上で統合し、統一されたシームレスなエクスペリエンスを提供します。ビジネスの専門家が課題を特定したら、Watson Analyticsは、専門家がデータの源を明らかにし、クレンジング、精緻化を行い、洞察を発見し、結果を予測、可視化し、レポートまたはダッシュボードを作成して、他のメンバーとコラボレーションを行うのを支援します。

ガイド付きの予測アナリティクス- Watson Analyticsは、予測分析を活用して、関連性の高い主要な事実を明らかにし、予測していなかったパターンや関係を発見する作業を行います。このプロセスは、新たな質問やより良い洞察をひらめかせ、ユーザーのビジネスにとって一番重要な部分にユーザーを導きます。
自然言語による対話 - Watson Analyticsは、ビジネスにおいて使用される言葉や人々が使う言葉を使うため、ユーザーが知りたい内容を単純に入力することができます。そして、事象が発生した原因や発生が予想される事象を示す結果を、すべてなじみのあるビジネス用語で生成します。ビジネス専門家は、それらの結果を基にやりとりを行うなかで、質問の微調整をして問題の核心に迫ることができます。



簡潔さと使いやすさを念頭にデザインされているため、ビジネス・ユーザーは、各自の役割に特化したペルソナ・ベースのビジネス・シナリオに即座にアクセスできるようになります。データを探し回ったり、答えを検索したり、仮説を検証したりする代わりに、ユーザーはビジネスを理解して、効果的に結果を関係者に伝えることに集中できます。

ほとんどの分析のオファリングでは、ユーザーが分析用のデータを用意し、どのようなタイプの分析が必要なのかを明確に把握し、分析用のモデルを作成するためのスキルと時間があることを前提としています。しかし、ビジネス・ユーザーの大半は、それらの要件を持ち合わせていません。分析プロジェクトにおいて、データを見つけ、確認するという作業が、所要時間の50%以上を占めることもあります*2。そして、ビジネス・ユーザーは、どのような分析が適していて、どのように分析結果をレポートや図表に示して伝えるかということに多くの場合、頭を悩ませることになります。Watson Analyticsはこれらの手順を自動化することにより、ユーザーは求めている答えをよりすばやく得られるようになります。

また、Watson Analyticsは自然言語処理を採用しているため、ビジネス・ユーザーは的を射た質問を投げかけ、読んで理解できることはもちろんのこと、やり取りをすることも可能な自社のビジネスにとってなじみのある言葉で結果を得ることができます。ユーザーは、そのやりとりのなかで、質問とデータの微調整を続けながら最も関連性の高い事実を明らかにし、予測していなかったパターンや関係を発見できます。これにより、あらゆるレベルのユーザーが、的確な予測に基づく意思決定を行えるようになります。

Watson Analyticsは、統合されたアナリティクスとデータ・エクスペリエンスをクラウド上で提供します。他のIBMクラウド・ソリューションと同じく、SoftLayer上でホストされ、IBM Cloud marketplaceを通じて提供される予定です。

また、IBMは、Watson AnalyticsサービスをIBM Bluemixを通じて提供することにより、その機能を開発者やISVが各自のアプリケーションで利用できるようにする予定です。

Watson Analyticsの機能のいくつかは、ベータ・テストに参加するユーザー向けに30日以内に利用可能となる予定で、今年後半からさまざまなフリーミアムおよびプレミアム・パッケージを提供する予定です。詳細は、watsonanalytics.com(US)をご参照ください。

*1: IDC and Computerworld's Annual Business Analytics Survey、2013年6月
*2: Unisphere Research, “Governance Moves Big Data from Hype to Confidence,” 2014年


当報道資料は、2014年9月16日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLをご参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/44843.wss (US)


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/09/1801.html

17:02 | IT:一般
 

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