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2015/06/22

【日本IBM】IBMとSogeti、ハイブリッド・クラウド開発を加速するために提携

| by:ウェブ管理者
IBM(NYSE: IBM)とCapgeminiグループの子会社であるSogetiは本日(現地時間)、IBMのクラウドPlatform as a Service(PaaS)であるBluemixを世界15カ国の開発者とお客様に提供してデータの統合と分析の容易化および効率化を促すための提携を発表しました。

世界最大級のCloud FoundryのデプロイメントであるBluemixは、IBMが用いるオープン・スタンダード・ベースのアプローチをクラウドに活用してデータ統合を簡素化し、パブリック、プライベート、オンプレミスのインフラストラクチャーを対象とするハイブリッド・クラウド・アプリケーションの迅速な構築を支援します。

Sogetiは自社の開発者にBluemixへのアクセスを提供できるようになるほか、Bluemixを活用して、既存のコマース向けエンド・ユーザー・ソリューション、モノのインターネット(IoT)、小売、医療、運輸、公共事業といった業界のお客様向けデータ分析を強化できるようになります。実際、Sogetiは自社のsmartEngineゲートウェイを活用して、スマートなビルディングを管理するためのソリューションをIBM Bluemixで構築済みです。同社はさまざまなプロトコルやデータ形式を使用するセンターをBluemix上で接続することにより、お客様のHVA(暖房/通気/空調)、照明、その他のエネルギー生産プロセスの効率に関して洞察を提供できます。そしてお客様は、その洞察を活用してエネルギー・コストを削減し、環境への影響を最適化し、セキュリティーを強化できるようになります。Sogetiでは、自社のsmartEngineとIBMのIoTサービスを同じように組み合わせてBluemix上で活用し、製造業、農業、公益事業管理といったさまざまな業界のお客様に、データに関する洞察を提供していく予定です。

Sogetiのデジタル担当バイス・プレジデント兼グローバル・ヘッドであるアンドレアス・ショーストレム(Andreas Sjostrom)氏は、次のように述べています。「テクノロジーを活用したコラボレーションの仕方や働き方は今後もクラウドによって変わっていくため、当社のお客様の多くはクラウドを利用して、それぞれのアプリやシステムの構築を増やしていくことを検討しています。しかし、その多くが、こうした移行を行うことを躊躇しています。それは、クラウドのデータ・プライバシー、セキュリティー、性能に関する要件が原因です。Bluemix Dedicatedを利用すれば、ビジネスの加速化、コラボレーションや可視性の向上といったクラウド・インフラストラクチャーの貴重な利点を引き続き提供しながら、専用のサーバーやクラウド・データ・センターを提供できるため、当社はこうした懸念に対処できるよう支援できます」

この成長を促す提携は、IBMクラウド・ポートフォリオが組み込まれ、急速に進化しているIBMのクラウド・エコシステムを、拡大する開発者コミュニティーにまで広げようとIBMが取り組み続けていることを示す証です。一部の概算によると、開発者コミュニティーは400%から500%の割合で拡大しています。

IBMクラウド・プラットフォーム・サービスのゼネラル・マネージャーであるスティーブ・ロビンソン(Steve Robinson)は、次のように述べています。「開発者エコシステムがコラボレーションの容易化、コストの管理、製品化までの時間の短縮、お客様とのコミュニケーションの改善、成長を促すデータの活用などを実現できるよう、当社ではIBMクラウドに絶えず新しいサービスを追加しています。IBMとの提携により、Sogetiでは開発者やお客様が、同社のエンタープライズ向けに設計されたスケーラブルなクラウド・プラットフォームによる革新を通じて、効率化を確実に実現できるようになります」

BluemixはSoftLayerクラウド・インフラストラクチャー上で稼働し、IBMのミドルウェア・ソフトウェアと、IBMパートナーや開発者エコシステムからのその他のオープン・サービスやツールとを組み合わせ、クラウドでDevOpsを提供します。さまざまなクラウド・ベースの開発ツール(Cloudantのスケーラブルな高性能Database as a Serviceやキャッシング・サービスなどを含む)にアクセスできるため、開発者はBluemixを利用して、ビジネスやモバイル、モノのインターネット、ソーシャル・エンゲージメントなどに対応した拡張アプリケーションにかかるアプリケーション開発時間を短縮できます。
IBMの総クラウド収益(パブリック、プライベート、ハイブリッドのエンゲージメントを含む)は、2015年3月末時点で前年を77億ドル上回りました。2015年第1四半期には60%を超える成長を続けています。サービス・ビジネス(総収益の一部)として提供されたIBMのクラウドには、SoftLayerのインフラストラクチャー・オファリングが含まれます。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/06/2201.html

17:01 | IT:一般
 

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