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2022/11/18

【みんなの銀行 / ゼロバンク・デザインファクトリー】フルクラウド型銀行システムの外部提供を開始!「みんなの銀行の新たな取組みに関する記者発表会」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2022年11月8日(火)、みんなの銀行と、その基幹システムを開発・運営するゼロバンク・デザインファクトリー(いずれもふくおかフィナンシャルグループ)は、フルクラウド型銀行システムの外部提供開始をはじめとした新施策を発表する「みんなの銀行の新たな取組みに関する記者発表会」をDIAGONAL RUN TOKYOで開催した。


 当日は、アクセンチュアと共同開発したフルクラウド型の銀行システムを国内外の金融機関および新たに銀行サービスの導入を目指す非金融事業者に向けて提供開始する取組みをメインに紹介。会場には多くの報道陣が駆け付けたほか、オンラインでもその様子がメディア向けに配信された。

新しい取組みの背景



 冒頭に永吉 健一氏(みんなの銀行 取締役頭取/ゼロバンク・デザインファクトリー 取締役社長)が、発表会参加への御礼を述べながら挨拶。進行を市原 幸子氏(みんなの銀行 CXOオフィス 広報)が務めた。


(資料提供:みんなの銀行)

 永吉氏は従来の次世代バンキングシステム活用によるメインのB2C事業に加え、展開中のBaaS(Banking as a Service / サービスや機能をAPIを利用してクラウドサービスとして提供(BtoBtoX事業))事業に、新たに3つ目の事業としてバンキングシステム提供事業を加えることを発表。B2C事業の概略、BaaSの新潮流等の解説に続き、バンキングシステム提供事業について、最新のテクノロジーとアーキテクチャコンセプトを導入し、パブリッククラウド上で実現された軽量かつ柔軟な次世代バンキングシステムを構築し、システムそのものを他事業者に販売していくことを明らかにした。

 また、新ビジネスの背景としてデジタルバンク市場の拡がり(世界で設立されるデジタルバンクの推移)についてもデータを用いて解説。東南アジアにおけるデジタルバンク設立の波や欧州のデジタルバンクユーザー(個人)の推移に触れ、新たにバンキングビジネスを立ち上げる非金融事業者や東南アジアを中心とした海外を主なターゲットにしていることも共有した。

フルクラウド型銀行システムの概要



 続いて、宮本 昌明氏(みんなの銀行 執行役員 CIO / ゼロバンク・デザインファクトリー 取締役 CIO)が、これからの銀行ビジネスを実現する次世代バンキングシステムの概要をビデオで紹介。


(資料提供:みんなの銀行)

 その上で、バンキングシステムの6つの特徴として、「全てをクラウドに」、「マイクロサービス&APIアーキテクチャ」、「顧客データが中心のサービス・エコシステム」などについて個別に解説した。

その他の新しい取組み

(資料提供:みんなの銀行)

 最後に、みんなの銀行初となるAPIの外部提供として、マネーフォワードと参照系APIの連携を開始したこと、およびお金の出入りを振り返る「レコード」をアップデートしたことも併せて発表された。

 みんなの銀行は、先行して立ち上げた日本初のネオバンク「iBank」で得られた知見をベースに、日本初のデジタルバンクとしてのポジションを確立すると共に、BaaSによるエコシステム連携を通じて、銀行の枠組みを超えた新たな顧客体験の創出を目指すとしており、今後のさらなる事業展開が注目される。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )






13:40 | 写真:金融・IT業界向け




 

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