当日は、アクセンチュアと共同開発したフルクラウド型の銀行システムを国内外の金融機関および新たに銀行サービスの導入を目指す非金融事業者に向けて提供開始する取組みをメインに紹介。会場には多くの報道陣が駆け付けたほか、オンラインでもその様子がメディア向けに配信された。
(資料提供:みんなの銀行)
永吉氏は従来の次世代バンキングシステム活用によるメインのB2C事業に加え、展開中のBaaS(Banking as a Service / サービスや機能をAPIを利用してクラウドサービスとして提供(BtoBtoX事業))事業に、新たに3つ目の事業としてバンキングシステム提供事業を加えることを発表。B2C事業の概略、BaaSの新潮流等の解説に続き、バンキングシステム提供事業について、最新のテクノロジーとアーキテクチャコンセプトを導入し、パブリッククラウド上で実現された軽量かつ柔軟な次世代バンキングシステムを構築し、システムそのものを他事業者に販売していくことを明らかにした。
また、新ビジネスの背景としてデジタルバンク市場の拡がり(世界で設立されるデジタルバンクの推移)についてもデータを用いて解説。東南アジアにおけるデジタルバンク設立の波や欧州のデジタルバンクユーザー(個人)の推移に触れ、新たにバンキングビジネスを立ち上げる非金融事業者や東南アジアを中心とした海外を主なターゲットにしていることも共有した。
(資料提供:みんなの銀行)
その上で、バンキングシステムの6つの特徴として、「全てをクラウドに」、「マイクロサービス&APIアーキテクチャ」、「顧客データが中心のサービス・エコシステム」などについて個別に解説した。
(資料提供:みんなの銀行)
みんなの銀行は、先行して立ち上げた日本初のネオバンク「iBank」で得られた知見をベースに、日本初のデジタルバンクとしてのポジションを確立すると共に、BaaSによるエコシステム連携を通じて、銀行の枠組みを超えた新たな顧客体験の創出を目指すとしており、今後のさらなる事業展開が注目される。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )