（2011/01/04）
2011年 年頭所感
http://www.fxprime.com/ir_info/files/news/305-1.pdf

新春を迎え、皆さまに謹んで新年のお祝いを申し上げます。
新しい年を迎えるにあたり、本年の抱負と取り組みについて述べさせていただきます。

昨年は、ギリシャ問題に伴う相場の乱高下や、日銀による６年半ぶりの為替介入など、外国為替相場において大きなニュースが数多くあったほか、FX業界でも８月にレバレッジ規制が開始され、事業環境は一段と厳しさを増しました。そのような中、当社はお客さまの期待に応える魅力ある商品・サービスの提供に誠実に努めた結果、11月にはお客さま口座数が10万口座を突破するなど、順調に業容を拡大することができました。

2011年は、８月に再度レバレッジ規制の強化が予定されており、さらに事業環境が厳しくなります。
その反面、経営基盤の脆弱な事業者の淘汰が進むことやハイリスクイメージの払拭などにより、FX業界全体の健全化が加速するという利点も見込まれます。

また、昨年末には2011年度税制改正大綱が決定し、店頭FXと取引所FXで異なる税制が統一され、税負担が公平化されます。規制強化による業界の健全化と税負担の公平化に加え、最近の個人投資家による外貨資産への投資意欲の高まりによって、FXの市場規模はまだまだ拡大すると確信しています。

このように、逆風と順風の両方が吹いているFX業界ですが、今後は、レバレッジ規制開始の影響でレバレッジの差異がなくなり、さらにスプレッド縮小競争も遠くない将来に限界に到達します。

そうなると、この先、FX業界は事業者の「総合力が問われる時代」を迎えることになります。総合力とは、強固なお客さま基盤の構築、新たな商品・サービスの提供力、既存ビジネスの強化、そして経営インフラの整備・強化の４つのテーマに分けられます。当社はこれら４つのテーマを着実に遂行することで、企業価値の増大とお客さま利益の拡大を図ります。

2011年は、１月下旬に外国為替オプション取引『選べるHIGH・LOW』に『選べるHIGH・LOW ワンタッチ』を追加し、３月までには大証FXへの参入も予定しています。その他の新たな商品・サービスについても、現在様々な検討を進めていますので決定次第、公表してまいります。

年頭にあたり、私たちはこの厳しい事業環境を勝ち抜くために引き続き「総合力」の基盤を固め、持続的な成長と安定した収益向上実現のため、様々な施策を積極的に実施し、皆さまに信頼される業界のリーディングカンパニーを目指していく決意を、ここに表明いたします。

本年も一層のご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。