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2015/11/25

【日本政策金融公庫】海外展開関連制度の上半期利用社数が過去最高~今年度取扱いを開始した外貨貸付は50社を突破~

| by:ウェブ管理者
1.海外展開・事業再編資金の実績について
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)の平成27 年度上半期における「海外展開・事業再編資金」の融資実績は、951 社(前年同期比152.9%)、144 億円(同115.2%)と社数で過去最高となりました(図1)。積極的に輸出入取引に取り組む中小企業及び小規模事業者が増加していることや、今年度から取扱を開始した外貨貸付について、米ドルの資金ニーズが高いこと等が要因として挙げられます。
業種別では、卸・小売業(434 社:構成比45.6%、前年同期比146.6%)、製造業(308 社:構成比32.4%、前年同期比135.7%)が多い中、サービス業や情報通信関連企業も増加しており、海外展開する企業の業種の多様化がみられます。
投資国別では、足元で中国における景気減速の懸念があるものの、依然として中国やASEAN諸国を中心としたアジア向けに海外展開する企業の利用が多く、約3/4 を占めています。
アジア以外では、北米、特にアメリカに海外展開する企業の利用が増えています(前年同期比205.9%)(表1)。増加の背景として、小売業者を中心に、越境EC(※)を活用することで、小ロットかつ低コストでアメリカ等の先進国に雑貨等を輸出するケースが増えていることが挙げられます。
(※)越境EC:インターネットを使った海外向け通信販売。アクセサリーや雑貨の他、電子機器、アニメ・漫画グッズ等の玩具・ホビー商品といった様々な商品が取り扱われています。


原文はこちら
http://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_151125b.pdf

18:06 | 金融:銀行
 

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