(2011/05/24)
有力FX企業15社の月間データランキング-2011年4月-
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000777
~預かり残高、口座数は共に増加、取引高は高位水準で推移~
■調査要綱
矢野経済研究所では、次の調査要綱にてFX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業15社のアンケート調査を実施した。
1.調査期間:2011年5月
2.調査対象:FX業界大手、有力企業のうち社名又は数値の公表を前提として、協力を得られた15社を対象とした。一部の企業で、統計数値や社名について非公開のものもあるため、集計対象が15社にならないものもある。(今月から調査対象数は、事業譲渡による1社減少のため15社となった)
※社名及び数値を非公開とする企業は、集計の際、「その他」としてランキングから除外した。
3.調査方法:当社専門研究員によるe-mailによるアンケート調査
■調査結果サマリー
◆ 2011年4月の預かり残高の第1位は外為どっとコム、第2位はセントラル短資FX
2011年4月末の有力FX企業14社*の預かり残高の合計は、3,979億円で前月比1.45%増となった。
数社で前月比がマイナスとなっているが、市場全体としては依然として増加基調にある。
◆ 2011年4月の口座数の第1位は外為どっとコム、第2位はGMOクリック証券
2011年4月の口座数は有力FX企業15社*の合計で192万口座(前月比1.53%増)となった。増加の背景には、キャンペーンの実施等の効果もあるようだが、全体的に新規顧客が獲得できているのが主因である。GMOクリック証券は前月と比較すると、4月単月で6,000口座超の増加となった。
◆ 有力FX企業13社の2011年4月の月間取引高は、103兆円で前月比8.4%減
2011年4月の月間取引高は、有力FX企業13社*の合計で103兆円(百万通貨は1億円として換算)となり、前月比の8.40%減であった。4月は、3月の円安基調から一転したが、ユーロ等のボラティリティが高く、取引意欲を促進。1、2月に比べれば高い水準で推移した。
(*注.集計対象は、預かり残高14社、口座数15社、取引高13社、いずれも無回答を除く。)
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