5社目の面談は、Gilles Feith氏(CTIE(政府ITセンター), Director Government IT Centre)。世界で最も進んだ電子政府先進国のエストニア政府における国民の重要データやサービスのバックアップを、国外であるルクセンブルク政府と設置するデータ大使館に保管することで電子行政サービスの継続性強化を目指す取り組みのほか、ルクセンブルク国民の電子政府サービスの最新動向について話を聞いた。
7社目の面談は、Olivier Portenseigne氏(FundSquare, Managing Director & Chief Commercial Officer)、Paolo Brignardello氏(FundSquare, Head Product Management and Marketing)、Bernard Simon氏(Luxembourg Stock Exchange, CIO, Member of the Executive Committee)。FundSquareが開発し新たに提供を始めた「FundsDLT」は、分散型元帳技術(DLT)を活用し、運用会社から取引所までファンドの注文処理の効率を飛躍的に向上させることでファンドの手数料を下げると共に、規制対応や流通ネットワークをデジタルで最適化するプラットフォーム。
対談後に記念撮影。Sarah Haunert氏(Ministry of the Economy, Directorate General for Foreign Trade and Investment Promotion)、Manon Loisin氏(LHoFT, Head of Marketing)も一緒に加わる。
12社目の面談は、Tom Theobald氏(Luxembourg for Finance, Deputy CEO)。Luxembourg for Financeは、Agency for the Development of the Financial Centreとして、ルクセンブルグの金融サービス業界の発展のため、ルクセンブルク政府とルクセンブルグ金融産業連合が2008年に設立。さまざまな専門家団体や投資家と協力し、ルクセンブルグで利用可能なリソース(商品、サービス、イベント、メディアニュースなど)を駆使してビジネスチャンスを創り出すべく活動している。
「Fintech Awards」以外でも、Rakuten Europe Bank、ルクセンブルク証券取引所、FundSquare、CTIE(政府ITセンター)のほか、iDetect、Investify、APS Card、Scorechain、jeelis(Digicash)、governance.io、LHoFT、Luxembourg for Finance など10社以上のベンチャーや施設運営団体と個別ミーティングの機会に恵まれた。今回の訪問先のアレンジにあたり、ルクセンブルク経済省 東京貿易投資事務所および現地の関係者の皆さまにはこの上ない力添えを頂き、心より感謝申し上げたい。