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2013/07/11

【野村HD】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年7月)

| by:ウェブ管理者

【野村HD】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年7月)
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20130711/20130711.pdf


1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は46.8と前月比1.4ポイントの下落
3カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は46.8と前回6月調査の48.2から1.4ポイントの下落となった。6月下旬に下落が続いた日経平均は、調査時の7月1日~2日には続伸していたが、株価の先行き上昇を見込む個人投資家は僅かながら減った。内訳をみると、「1,000円程度上昇」、「1,000円程度下落」を見込む回答比率が前月比上昇した一方でその他の選択肢の回答比率は全て前月比低下し、個人投資家においては株価が大幅に変動するとの見通しが後退した模様である。


(2) 「国際情勢」の注目度が上昇
今後3カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が3カ月ぶりに一位となった。同要因の前月比上昇幅は全体の中で最大だった。次いで「国内政治情勢」の注目度上昇が目立った。この2つの要因以外はいずれも前月比横ばいか低下となった。前月まで2カ月連続で注目度一位であった「為替動向」は前月比-4.5%ポイントで注目度三位に後退した。


(3) 「自動車」が6カ月連続で注目度一位
今後3カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDIを見ると、最も注目度の高い業種は6カ月連続で「自動車」となったが、DIは前月比2.9ポイントの下落となった。また、「金融」はDIの前月比上昇幅が最も大きかった。一方、注目度最下位となった「運輸・公共」のDIは前月比-4.5ポイントと全業種中もっとも下落幅が大きかった。


(4) 円安ドル高見通しが大幅後退
3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高方向を見込む回答比率の合計は前月比15%ポイント低下し、56.0%となった。「5円程度」「10円程度」「10円以上」の円安ドル高を見込む全ての回答区分で回答比率が低下した一方、円高を見込む全ての回答区分において回答比率は上昇した。


(5) 「日本円」の投資魅力が一位
今後3カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDIを見ると、「日本円」の注目度が一位となり、DIの前月比上昇幅も全通貨中最大となった。一方、注目度最下位は引き続き「中国元」となり、DIは過去最低となる-53.9となった。また、「ブラジルレアル」のDIは前月比-8.1ポイントと全通貨中最大の下落幅だった。


19:34 | 金融:証券
 

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