2022年3月9日(水)、一般社団法人第二地方銀行協会は、SARBLAB-Digital 実践「法人ポータルサイト分科会 第2回」を開催した。
SARBLAB(Second Association of Regional Banks Laboratory)は、第二地方銀行協会が加盟行のデジタル化やSDGsの取組推進、およびスタートアップなどの外部企業との連携によるオープンイノベーションを支援するプラットフォームで、2回にわたる分科会の内、第1回は2022年2月25日(金)に開催されている。(第1回開催レポート)
冒頭、田島 達也氏(マネーフォワード Money Forward X 本部 法人サービス企画部 部長)は、今回は前回の応用編として法人ポータルの位置づけであるBFM(Business Financial Management)、およびDXF(Drawing Exchange Format)を中心に案内したいと挨拶。BFMサービス拡張の観点から、いわゆるデジタルとリアルでの営業活動の融合等をどう実現していくのかという点も話し合えればとも語った。なお、この日の進行は加藤 徳浩氏(第二地方銀行協会 SARBLAB室)が務めた。 中野 雄太氏(マネーフォワード Money Forward X 本部 法人サービス企画部 リーダー)は簡単な自己紹介の後、法人向けデジタルサービスについて、どうオンラインを戦略として実現していくのか、より具体的な施策を他行の事例も交えて紹介したいと挨拶。講演では法人オンライン戦略の全体像、BFMとDXFの概要、ユーザーインタビューが紹介され、導入事例などの共有も行われた。
質疑応答
| 「どうすれば法人向けDX支援ができるようになるか」
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講演を受けて、BFM・DXFについての質疑応答や活発な意見交換が行われた。主にBFMについての導入事例や顧客の反応、銀行内部の連携の問題などの質問も寄せられた他、DX支援にあたって銀行内部のデジタル化や行員自身のITリテラシー向上といった課題も上がり、それに対してICTコンサルティング部署の立ち上げ支援サービスなどが紹介された。
終了後、進行役の加藤氏は、法人ポータルは本分科会で紹介したサービス以外にも様々あるため、今後法人ポータルを考えていく上で参考になる情報を引き続き提供していきたいと挨拶し、締めくくった。