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2017/09/07

【矢野経済研究所】国内クラウドファンディング市場の調査を実施(2017年)~国内クラウドファンディングは貸付型が大きく寄与し、市場規模は拡大基調~

| by:ウェブ管理者
調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内におけるクラウドファンディング市場の調査を実施した。
1. 調査期間:2017年4月~6月
2. 調査対象:クラウドファンディング運営企業、利用企業等
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用
<クラウドファンディングとは>
本調査におけるクラウドファンディングとは、資金を必要とするプロジェクト等がインターネットを介して不特定多数の人々から比較的少額な資金を調達する手段で、「購入型」、「寄付型」、「投資型(ファンド型)」、「貸付型(ソーシャルレンディング)」、「株式(投資)型」を対象とする。また年間の新規プロジェクト支援額を市場規模として算出した。
調査結果サマリー

◆ 2016年度の国内クラウドファンディングの市場規模(新規プロジェクト支援額ベース)は前年度比96.6%増の745億5,100万円と拡大
2016年度の国内クラウドファンディングの市場規模は新規プロジェクト支援額ベースで、前年度比96.6%増の745億5,100万円と拡大した。
貸付型では好利回りの案件に加え、大型案件の起案数が増加しリピートが高まった。購入型では、2015年度に引き続き社会貢献性が高いプロジェクトが多数起案され、1億円を越える大型プロジェクトも成立した。国民的人気グループの解散にちなんだ応援メッセージなど共感性の高いプロジェクトも起案され、新たな支援者の拡大も進んだことが背景にある。

◆ 2016年度も「貸付型」が大きく寄与、新規参入で寄付型も拡大
2016年度の市場規模を類型別にみると、購入型が約62億円、寄付型が約5億円、投資型(ファンド型)が約3億円、貸付型が約672億円、株式型が約0.4億円であった。最も規模が大きい類型は貸付型で、全体の90.3%を占め、市場拡大に大きく貢献している。

◆ 株式型がスタート、今後は貸付型と共に市場牽引に期待
2017年度の国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比で46.2%増の1,090億400万円を見込む。貸付型はもとより、株式型クラウドファンディングの活用への期待、米国大手の新規参入効果等々、新たな動きが続く。これまで以上に、プロジェクト案件の達成数の増加を背景に拡大基調を予測する。

※プレスリリース全文(PDF)
https://www.yano.co.jp/press/pdf/1730.pdf


原文はこちら
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001730

18:06 | 金融:証券
 

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