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2013/12/12

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年12月)~業種別では「自動車」の注目度が一位。今後3カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因では、「為替動向」の注目度が前月に引き続き上昇

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 54.4 と前月比4.4 ポイント下落
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は54.4 と前回11 月調査の58.8 から4.4 ポイント下落した。全体では先行き株価上昇を見込む個人投資家が引き続き多数派だが、11 月中旬以降の株価の急ピッチな上昇を警戒して、先行き株価調整を見込む個人投資家の割合がやや増加したと考えられる。

(2) 「為替動向」の注目度が前月に引き続き上昇
今後3カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位であるものの、前月比では-2.9%ポイントと注目度の低下幅は全要因中最も大きかった。一方、「為替動向」の注目度が前月比3.0%ポイント上昇し、上昇幅は全体の中で最も大きかった。その他の要因の前月比変動幅は僅かで、順位も前月より変化はなかった。

(3) 「自動車」の注目度が一位
今後3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、最も注目度の高い業種は「自動車」となった。同セクターのDI の前月比上昇幅は6.3 ポイントと全体の中で最も大きかった。一方、前月まで3 カ月連続で注目度が一位だった「資本財・その他」のDI は、前月比-5.7 ポイントで注目度二位に後退した。また、前月に注目度が大幅にアップした「消費」のDI は、前月比-7.0 ポイントと下落幅が全業種中最大となった。

(4) 円高ドル安見通しはやや弱まる
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安方向を見込む回答比率の合計は43.4%と前月の44.6%から-1.2%ポイントと僅かに低下した。内訳をみると「10円程度」「10 円以上」の円高ドル安を見込む回答比率はいずれも低下している一方で、「5円程度円高ドル安」の回答比率が前月比+0.6%ポイントと僅かながら上昇した。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力が高まる
今後3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「日本円」の注目度が前月に引き続き一位となったが、DI は前月比-2.1 ポイントとなった。
「アメリカドル」のDI は前月比+8.8 ポイントと全通貨中最大の上昇幅で注目度が二位に上昇した。一方、注目度が引き続き最下位の「中国元」のDI は前月比-5.5 ポイントと全通貨中最も下落幅が大きかった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20131212/20131212.pdf

17:11 | 金融:証券
 

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