【GMO VenturePartners】スマートフォン・アドテク・EC/決済・プラットフォーム等の分野への投資に特化したVCファンド「GMO VenturePartners 3 投資事業有限責任組合」設立〜第一号投資案件として「Coda Payments PTE. LTD.」に出資〜
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GMOインターネットグループでベンチャー投資・インキュベーション事業を行うGMO VenturePartners株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:熊谷正寿 以下、GMO VenturePartners)は、ベンチャー企業の成長を支援する新たなベンチャーキャピタル(VC)ファンド「GMO VenturePartners 3 投資事業有限責任組合」(以下、当ファンド)を設立し、この度、本格的に新規投資を開始いたしました。
当ファンドは、スマートフォンやアドテクノロジー、プラットフォーム、Eコマース/決済、エンタープライズ・ソーシャルの分野におけるスマートフォン、ソーシャル関連の技術・サービスに関わるベンチャー企業を支援する、GMOインターネットグループのVCファンドです。
当ファンドの投資案件の第一号として、東南アジア初となるマイクロペイメント(小額決済)を新しいキャリア決済で実現するCoda Payments PTE. LTD.(本社:シンガポール CEO:Neil Davidson 以下、Coda Payments)に出資いたしました。
■当ファンド設立の経緯
GMO VenturePartnersは、2005年よりGMO VenturePartners投資事業有限責任組合とブログビジネスファンド投資事業有限責任組合、Social Ad & Commerce technology Fund等(ファンド総額計約23億円)を運営しています。これらの既存ファンドが新規投資を完了し、現時点で投資先5社がIPOを達成、主力ファンドにおいては、既にファンド元本以上の投資リターンを実現しております。GMO VenturePartners投資事業有限責任組合は、中国本土のセキュリティ分野でシェア一位を誇るQihoo 360 Technology Co,Ltd.へ投資、IPOを実現しており、海外においても実績を上げております。
今回、GMOVenturePartnersは、既存ファンドの新規投資の完了に伴い、新たな投資テーマを設定し、より大きなリターンを目指すため、当ファンドを設立いたしました。従来の日本国内や中国に加えて、成長著しい東南アジアにおける広告、EC、決済、スマートフォンなどの分野への投資も想定したファンドとなります。
■当ファンドの概要
GMOVenturePartnersの投資活動は、GMOインターネットグループ各社の総力を結集しネット分野に特化した優良案件の発掘・創出と投資後の収益直結型の支援を特徴としております。
当ファンドにおいても、ドメイン登録数346万件(*1)以上、サーバー事業国内シェア53.8%、ECサイト62,000店舗、決済処理金額1兆円以上などの実績を誇る(2012年9月末時点)、GMOインターネットグループ各社が出資者として参加しており、経営資源を活用した、収益に直結する投資・支援活動を展開してまいります。
投資対象は、GMOインターネットグループ各社との高いシナジー効果が期待できる「Eコマース/決済」「アドテクノロジー」「エンタープライズ・ソーシャル」の分野において、スマートフォン、ソーシャル関連の技術・サービスに関する独自の技術・事業モデルを持ち、これからの10年を担うプラットフォームとなりうるベンチャー企業としております。当初は5億円で設立、上限10億円をめどに募集いたします。
なお、GMOインターネットグループでは東南アジアを含め海外展開を重視しており、当ファンドにおいても組成にあたり、東南アジアを重要な投資エリアと位置づけております。東南アジアにおける同分野は日本の2000年前後のインターネット業界に類似しており、GMOVenturePartnersが既存ファンドの運用において経験した成功事例が当てはまるだけではなく、進出予定企業との実際のビジネスアライアンスを通じた成長支援が有効だと考えております。
(*1)2012年9月末時点の有効なドメイン登録数。