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2014/05/07

【京葉銀行】次世代勘定系システムの構築について~将来を展望した新たなビジネスモデルの実現に向けて、勘定系システムを日立製作所と開発・構築することを決定

| by:ウェブ管理者
株式会社京葉銀行(頭取 小島信夫)は、次世代勘定系システムの構築に向け、銀行の基幹システムである勘定系システムについて、株式会社日立製作所(以下、日立)と開発・構築することを決定しました。

少子高齢化やグローバル化の進展など社会構造が変化しお客さまのニーズが多様化・高度化する中、当行では将来を展望した成長戦略を迅速かつ柔軟に展開するため、次世代勘定系システムの実現に向けて検討を重ねてまいりました。

一方、決済機能を持つ社会インフラである地域金融機関として、現在、当行では高度な安全性を確保した千葉みなと本部を建設しております。

今回、千葉みなと本部の建設にあわせ次世代勘定系システムの構築を実施することで、地域の皆さまとの、確かな“きずな”を未来へつなぐ、新たなビジネスモデルの展開を可能にするものとなります。なお、導入する次世代勘定系システムは、株式会社静岡銀行が日立と現在構築中の次世代オープン勘定系パッケージを採用し、その稼働時期は2018年を予定しています。

1.次世代勘定系システム構築のねらい

① 経営課題に迅速・柔軟に応えうるシステム基盤の構築
・少子高齢化により国内マーケットの縮小が予想されるなど社会、経済環境が変化している中、多様化、高度化する
お客さまのニーズに、スピード感はもちろんのこと、“独自性”と“機動性”をもった対応を図ります。
・お客さまの属性情報やお取引情報の分析機能を強化することにより、魅力あるサービスをタイムリーに提供できる
態勢を整えます。
・オープン系テクノロジーの採用とシステムのスリム化によりITコストの最適化を図ります。

② BCP機能の強化
・災害対策センターでのデータバックアップ機能を全面的に強化することにより、災害時におけるシステム切替対応
を迅速化し、事業継続性のさらなる向上を目指します。

③ 業務フローの再構築
・業務フローの抜本的な見直しによる業務効率化を図り、顧客サービスのさらなる向上を目指します。

④ 将来を見据えた人材育成
・開発プロジェクトを通じて10年後、20年後を見据えたIT人材を育成し、ITの戦略的活用とシステムリスク管理態勢
のさらなる向上を図ります。

2.次世代勘定系システムの特長

① メインフレームの高信頼性を継承したオープン基盤製品を全面的に活用することにより業界標準技術でのシステム開
発が可能となり、システムに必要となるハードウェア、ソフトウェア、および人材の調達に必要となるコストの最適化が
図られます。

② 預金・融資・為替の基本業務(記帳・決済系)はコア領域としてスリム化する一方、顧客ニーズに応じた新商品開発や
営業体制の変革・チャネルの拡充等に柔軟に対応できる機能は「戦略領域」として分離し、アプリケーションプログラ
ムをコンポーネント化(業務機能単位に部品化)することにより機能追加時におけるスピードアップを可能とします。

京葉銀行では、これからもお客さまへ安心、安全な質の高い金融サービスの提供に努めてまいります。


原文はこちら
http://www.keiyobank.co.jp/news/2014/20140507103426.html

17:02 | 金融:銀行
 

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