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2016/12/05

【G-MAC(JTBコミュニケーションデザイン)】「金融リスクマネジメントフォーラム/金融サイバーセキュリティフォーラム2016」を開催!国際金融規制下におけるガバナンスと資産運用と、求められる連携と組織体制強化とは?

| by:ウェブ管理者


 2016年11月17日(木)、JTBコミュニケーションデザイン(以下、同社)は、虎ノ門ヒルズフォーラムにおいて国際会議(G-MAC Conference)金融リスクマネジメントフォーラム/金融サイバーセキュリティフォーラム2016」を開催した。

 同社の主催する国際会議
(G-MAC Conference)は金融機関、上場企業の役員・上級管理職・役職者を参加対象として、企業経営にとって重要なテーマ、最も関心を集める最新のテーマについて開催しており、参加者へ情報収集、学習の場を提供している。また、協賛企業に対しては、企業の製品・サービスに関心を持つ購買決定者というセグメントされた層に対しての製品・サービス発表の場を提供することで、セールスリード獲得を目的としたマーケティングをサポートしている。



 当日は隣り合わせの会場で、「金融リスクマネジメントフォーラム2016」と「金融サイバーセキュリティフォーラム2016」の2つのイベントが同時開催された。参加者は受付後、それぞれの会場へ足を運び、開会を待つ。



 まずはじめに、「
金融リスクマネジメントフォーラム2016」の基調セッションでは、ニッセイアセットマネジメント 取締役 執行委員 上原 秀信氏が登壇。「今後の日本経済の見通し並びに-金利下での資産運用の高度化」と題して、現在のマイナス金利政策の持続や不安定な相場環境を前提に、今後の日本経済はどうなるのか。また、このような環境下における資産運用会社の目指すべき方向性などにつき考察した。

 「金融サイバーセキュリティフォーラム2016」の基調セッションでは、金融庁 総務企画局政策課 サイバーセキュリティー対策企画調整室 室長 鈴木 啓嗣氏が「金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた金融庁の取組みについて」と題して、当局の金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた取組みについて紹介した。(写真なし)



 続いて、講演「今、金融・保険業界に求められる、業界全体で連携する不正防止スキームとは~グローバルの対策事例から学ぶ、企業間の差を突いて不正を行う犯罪者を食い止める強力な企業連携(コンソーシアム)の構築~」では、
エクスペリアンジャパン ビジネスシステムコンサルタント 大野 邦男氏が登壇した。



 「主要欧米バイサイドのリスク管理手法とその変化」では、
FIS ジャパン COO グローバル トレーディング ロブ マッケイ氏とシニアマネジャー 永田 宏司氏が登壇した。ランチブレイクでは、ビュッフェと飲み物が用意されたほか、展示会場には、日立システムズ新日鉄住金ソリューションズマクニカネットワークスカリプソSIX Financial InformationMisysA10ネットワークスのブースが並び、参加者同士や各社の担当者と意見・情報交換が行われていた。



 「新しい局面を迎えた国際金融規制と本邦金融機関へのインパクト」では、
有限責任監査法人トーマツ パートナー リスク管理戦略セミナー長 大山 剛氏が講演した。

 パネルディスカッション「金融機関における今後のサイバー対応」では、パネリストとして、三井住友銀行 システム統括部 システムリスク統括室 室長代理 中山 広樹氏、みずほ証券 IT・システムグループ システムリスク管理部 サイバーセキュリティ室 室長 宗 裕二氏、明治安田生命保険 リスク管理統括部(システムリスク管理担当) システムリスク管理担当部長 藁谷 信廣氏が登壇。ファシリテーターは、デロイト トーマツ リスクサービス 代表取締役社長 丸山 満彦氏が勤めた。(写真なし)




 SAS Institute Japan ソリューションコンサルティング本部 RIグループ マネージャー 長谷川 大地氏(写真左)は、「モデルガバナンスの高度化とモデルリスク管理の今後」と題して、解説した。
「業界トレンドの事例から学ぶセキュリティ対応能力の高度化の必要性」では、マクニカネットワークス 技術統括部 戦略技術部 第1課 山﨑 剛弥氏(写真右)が講演した。



 
SIX ファイナンシャルインフォメーションジャパン ビジネスデベロップメント部長 砂川 俊明氏(写真左)は、「欧州における金融関連規制と対応状況」と題して説明した。「リスク分析から始めるサイバーセキュリティ対策の有効性」では、日立システムズ ネットワークセキュリティサービス事業部 セキュリティICTサービス本部 主管技師長 兼 CSIRT センタ センタ長 木城 武康氏(写真右)が登壇した。



 「世界銀行が取り組んだ業務可視化手法によるオペレーシナルリスク分析及びその管理方法と効果」では、世界銀行グループ Senior IT Officer, EA Strategic Planning & Governance 李 章容氏(写真左)が講演した。
EMCジャパン RSA事業本部 事業推進部 ビジネスディベロップメントマネージャー 能村 文武氏(写真右)は「米国金融機関の多くが採用したサイバーセキュリティ対策」と題して講演した。



 最後の基調セッション「マイナス金利下での保険ERMの課題と方向性」では、キャピタスコンサルティング 代表取締役 森本 祐司氏がマイナス金利政策によって、金融機関、例えば保険会社の収益性は厳しくなる環境の中で、保険会社としてはどのようにERMを高度化させていけばよいのか、課題と方向性について検討した。
 「サイバー攻撃対策と組織体制のこれまでと現状」ではサイバーディフェンス研究所 客員上席分析官 鎌田 敬介氏が紹介した。(写真なし)



 イギリスのUKからの離脱、中国を代表とする新興国経済の停滞等により世界経済は不透明感が増し、日本では日銀のマイナス金利政策により金融機関に新たな収益確保の戦略、グローバル規制に対応したリスク管理が求められる中、サイバーセキュリティの脅威は高度化し、それらに対抗するためにも企業を超えた協力が求められている。本フォーラムを通じて、金融業界における連携の強化と、積極的な参画につながることに期待したい。

(取材、記事、編集・制作、撮影:村上 遥 @株式会社グッドウェイ






15:05 | 写真:金融・IT業界向け




 

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